CDプレーヤーmarantz CD60を購入1


CDプレーヤーはVictor XL-Z999EXDENON DCD-S10IIWadia 850DENON DCD-SA1(各別頁あり)を持っているのだが、どれもがトレイやピックアップ系の不具合で使い物にならず。仕方がないのでmarantz CD-80を押入れから引っ張り出して使っているのだが、安物ながらも私好みの音(アナログレコード的な雰囲気のある音)がするので、音的には不満がないものの、前から気になっている部品の焦げる臭いがますます酷くなり(30年ほど前にも同じ症状で修理に出し、コンデンサーだったかを交換している)、発火したりすると大変なので、思い切って新しいのを購入した。
オーディオ熱は理想に近い音が出た時点で冷めているし(関連記事「私のオーディオ変遷」あり)、昔のように高い品物も買えないので、予算10万円で物色したところ、DENONとmarantzぐらいしか良さそうなのが見当たらない。DENONは上記2機種の前にも1650Gを使っているので、その音の傾向には飽きているし、また何年かするとトレーやピックアップが故障する恐れもあるので、marantz CD60に決定した次第。
でもCD-80と比べると、クリアー、ワイドレンジな音がするのは少々がっかり。そっち方向に行くと人間臭さが薄れて無機質(無味無臭)になりがちだからね。私としてはジャズをよりジャズらしく鳴らすように色付けした音の方が好き。とりあえず付属の電源ケーブルとピンケーブルから、WIRE WORLD等のケーブルに替えたら好みの音に近づいたけれど、このCDプレーヤーにはアンプがMark Levinson No.380L+Acuphase P5000の組み合わせではなく、セカンドシステムで使っているMcIntosh C40+MC500の方が合いそうなので、そのうち入れ替えてみるとしよう。
音質的なことはさておき、自分が音楽を聴けている間は故障しないと思うので、それだけも気が楽になった。今はストリーミングの時代だけど、オーディオ装置に本格的に組み込めばけっこうな出費だし、SACDも普通のCDより音が良く感じたことはないので必要なし。所有している6,000枚以上のCDさえ聴ければそれで充分だ。PCのCDドライブと同様ピックアップがラフに設計されている(読み取り精度が低い)ためか、CD-80では何度試しても信号を読み取らなかった「Elvin Jones / Revival: Live at Pookie's Pub(22年リリース、別頁あり)」のDisc Twoが、問題なくかかるのも嬉しい限り。エージングが進んだら滑らかさと深みが増してきて、より音楽に集中できるようになった。

CDプレーヤーmarantz CD60を購入2