iPeter Kronreif Wayfarers / Aeronautics

Andrew Gould (As)
Lucas Pino (Ts)
Addison Frei (P)
Martin Nevin (B)
Matthias 'Pedals' Loescher (G) 3
Alex Wintz (G) 7
Peter Kronreif (Ds)

Recorded by Michael Brorby at Acoustic Recording Studio, Brooklyn NY, November 15, 2019
Mixed and Mastered by Dave Darlington, December 8, 2019
Editing by Fabian Rucker
Graphic design by Laura Pleifer
Produced by Peter Kronreif
Executive producer: Jordi Pujol
(Fresh Sound New Talent FSNT 610)

1. Obviously Oblivious 6:40 
2. Aeronautics 8:36
3. Obeisance 6:14
4. A Late Premonition 1:26
5. The Undefeated 6:39
6. Verdura 6:29
7. Nodoc 5:25
8. Square One 5:17
9. Trees 6:26
Composition and arrangements by Peter Kronreif

・「Remy Le Boeuf / Light as a Word(20年、別頁あり)」に参加していたピーター・クロンレイフのリーダー作がFresh Sound New Talentからリリースされたので、興味津々買ってみた。他のメンバーは知らない人ばかりだが、自ブログで検索したらルカス・ピノは「Victor Gould / Thoughts Become Things(19年、別頁あり)」に、またアレックス・ウィンツは「Jeremy Pelt / Jeremy Pelt The Artist(19年、別頁あり)」に参加しているのが見つかった。
・本作では非4ビートがメインのコンテンポラリージャズが展開させている。
・「Light as a Word」ではメンバーがらエリック・ハーランドと比較してしまったので、クロンレイフのドラミングはイマイチに感じたけれど、こうして聴くと現代ドラマーとしてはオーソドックスな部類ながらも悪くないし、作曲面においてもダークな曲調が私好み。
・聴きどころは大きくスポットが当たっているアンドリュー・ゴールドのアルトとピノのテナーのツインサックス。二人が持ち味を発揮しながらも、調和の取れたアンサンブルをしているのがなかなか魅力的。また出番はそんなに多くないながらも、ピアノのアディソン・フライ(6曲目ではエレピも弾いている)、各1曲に参加のマティアス・ロッシャー(?)とウィンツの二人のギタリスト、ベースのマーティン・ネヴィンのプレイもコンピング、ソロ共に良好だ。
・どの曲をとってもバンドとしてのオリジナリティのある演奏で楽しませてくれるし、動と静のバランスも上々。録音はFSNTなので少々平面的ではあるものの、各楽器の音質に不満はなく、本作は買って正解だった。

Evaluation ★★★★☆


Wayfarers Aeronautics
Peter Kronreif
Fresh Sound France
2021-03-05