Manuel Rocheman (P)
Rick Margitza (Ts, Ss)
Mathias Allamane (B)
Matthieu Chazaranc (Ds, Per on 8)
Recorded March 13, 14 & 15 2020 at Studios de Meudon, Paris
Mix, Mastering & Photos: Julien Bassères
Artwork: Guillaume Saix
Produced by Bonsaî Booking et Management
Rick Margitza plays D'Addario Reeds
This album is dedicated to the memory of my father.
(Bonsaî Music BON201201)
1. Magic Lights 4:33
2. Harmonic Colors 5:10
3. Coral Feathers 3:43
4. Pupi's Lullaby 5:08
5. Linda's Song 4:43
6. Aire 3:58
7. Time 3:38
8. Secret Chant 2:45
9. Silent Memories 6:11
10. Dragon Hunter 4:03
All compositions by Manuel Rocheman
・前作「Manuel Rocheman / misTeRIO(16年、別頁あり)」と同一メンバー(マシアス・アラマン、マチュー・シャザレン)に、リック・マーギッツァも加わったマニュエル・ロシュマンのニューアルバム。
・その演奏は、かつてのマーギッツァのリーダー作(Blue Note時代あたりの)にも通じる都会的なセンスが漂うコンテンポラリー系のジャズ(4ビート曲もあり)が繰り広げられているということは、もしかすると予めマーギッツァの参加を想定しての曲作り(全曲がロシュマンのオリジナル)だったのかもしれない。
・どの曲を取ってもいかにもマーギッツァらしい、ちょっと醒めた感じのプレイがカッコいいし、ロシュマンの上手さも相変わらずで、丁寧なコンピングも含めていい感じで聴かせてくれるのだからなんともたまらない。
・またアラマンとシャザレンも派手さはないものの、曲調にバッチリ嵌ったプレイをしていて好感が持てる。当然ながらカルテットとしても調和の取れた演奏が楽しめる。
・コンテンポラリーながらも頭でっかちな部分は皆無の楽曲はどれもが優秀だし、動と静のバランスやリズム的な曲配列(中には軽いラテンタッチな曲もあり)も良好。
・演奏が良いのに加えて、各楽器がクリアーながらも温かみのある音で録れている録音も上々で、トータル43分を上機嫌で堪能。1曲の演奏時間は比較的短めだけど、美味しいエキスが濃縮されているおかげで物足りなくは感じないので、これで充分だろう。何度も繰り返して聴きたいと思わせてくれる良盤だ。
Evaluation ★★★★☆