John Swana(Tp)
Bootsie Barnes(Ts)
Larry Mckenna(Ts)
Sid Simmons(P)
Mike Boone(B)
Byron Landham(Ds)

オランダのCriss Crossレーベルは新人発掘を得意とするマイナーレーベルで、そこが私の「新しい人の演奏を聴きたい!」という欲望にみごとに合致していて、1130番から最新の1262番までのすべてのCDを所有している。まさにレーベル買いってヤツである。全CDともプロデューサーはGerry Teekens(この人が社長なのかな?)、録音はMax Bolleman、録音場所はN.Yと一貫している。で、ヨーロッパのレーベルにもかかわらずなぜかアメリカのミュージシャンのを一生懸命だしていて、しかもあくまで4ビートジャズが基本と首尾一貫している。きっとジャズは本場N.Yでってことでしょうな。
上記メンバーで名の売れているのはリーダーのジョン・スワナぐらいのものかな?それだって日本盤でなにか出たって記憶はないので、ほとんどの人が知らないでしょうネ。
有名だからうまい、無名だからヘタってことはないわけで、要は世に出てくるなんらかのきっかけ(チャンス)が必要なんですよ。ヘタでもラッキーなことに一躍有名になっちゃう人もいれば、なんでこの人が無名なのと思うほどむちゃくちゃ上手い人もいる。レコーディングできるだけでラッキーなことかも知れないよネ。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのエリック・アレキサンダーもこのレーベルやデルマークレーベルの出身である。他には、Bill Charlap、David Hazeltine、David Kikoski、Sam Yahel、kurt Rosenwinkel、Jim Rotondiなどこのレーベルから有名になっていった人は結構いて、私などは「みんなが知る前から知っていたよ~」と鼻が高いのである。これが新譜(新人)買いの醍醐味かな?

このCDのドラマーByron Landhamは絶対伸びますよ!!