Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。

カテゴリ: Jazz / FusionのCD

Buster Williams / Audacity

Buster Williams (B)
Steve Wilson (As, Ss)
Geoge Collgan (P)
Lenny White (Ds)

Recorded Live on December 4, 2017, at Sear Sound Studio C, New York
Produced by Paul Stache
Associate Producer: Damon Smith
Recorded, Mixed and Mastered by Christopher Allen
Studio Assistant: Owen Mulholland
Photography by Jimmy and Dena Katz
B&W phtograph by Gulnara Khamatova
Design by Damon Smith and Paul Stache
Executive Producers: Frank Christopher & Paul Stache
(Smoke Sessions Records SSR-1803)

1. Where Giants Dwell (Buster Williams) 6:43
2. Song of the Outcasts (Buster Williams) 10:32
3. Sisko (Steve Wilson) 4:56
4. Ariana Anai (Buster Williams)4:56
5. Lost on 4th Avenue (George Colligan) 8:35
6. Stumblin' (Lenny White) 4:07
7. Triumph (Buster Williams) 8:15
8. Briana (Buster Williams) 10:11
9. Audacity (Buster Williams) 6:46

ロン・カーター的なベースが決して嫌いではないバスター・ウィリアムスのリーダー作を買うのは、「Buster Williams / Live at the Montreux jazz Festival 1999(01年)」「Buster Williams / Houdini(01年)」「Buster Williams / Griot Liberte(04年)」以来ということになるのかな。その間にもいろんなアルバムで彼のプレイは耳にしているけれど、その中の「Hancock Island/The Music of Herbie Hancock(09年、別頁あり)」と本作のメンバーが全く同じなのは買ってから気づいた次第。ハンコックの楽曲を取り上げている「The Music of Herbie Hancock」は内容的にイマイチだったけど、こちらの方はウィリアムス以下のメンバーのオリジナル(書き下ろしかな?)をやっているだけあって、1曲目「Where Giants Dwell」からアップテンポの4ビートでアグレッシブに攻めていて、実にいい塩梅。ウィリアムスとジョージ・コリガンは普段からこういう感じだけど、スティーヴ・ウィルソンはいつになく熱いプレイで聴かせてくれるし、レニー・ホワイトもそれに輪をかけてガツンといっていて、早くも買ったよかったという気にさせてくれる。それはウィルソンがソプラノに持ち替えている2曲目「Song of the Outcasts」や、ウィルソンとホワイトのデュオ対決がある3曲目「Sisko」も同様で、どの曲をとっても気合が入りまくりの演奏にはノックアウト。おそらく各人の相乗効果(コリガンのテンションの高いピアノが引き金になっている感じ)でここまで凄いことになったのだと思うけど、アップテンポの曲が多い中でウィリアムスとホワイトは年齢を全く感じさせないプレイをしているのだから恐れ入ってしまう。5曲目「Lost on 4th Avenue」はコリガンがハンコック的にアウトしている16ビート系の曲だけど、こういうノリの曲であってもホワイトは当然として、ウィリアムスまでもがカッコいいベースで聴かせてくれるし、ゆったり目のテンポの曲なんかも非常に聴き応えがあって、最後まで「いいぞ、いいぞ!」と思いながら聴いていたら、トータル66分があっという間に終わってしまった。
私がジャズに求めているような汗が感じられる演奏には大満足。本作は録音も各楽器の音質、バランス共に良好なので、これは5つ星にしておこう。ちなみにウィリアムスとホワイトの共演盤の近作としては、「Cyrus Chestnut / Natural Essence(16年、別頁あり)」もなかなか良かった。

評価☆☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)


Audacity
Buster Williams
Membran
2018-06-22

  

--EDIT--

Jim Snidero & Jeremy Pelt / Jubilation!

Jim Snidero (As)
Jeremy Pelt (Tp)
David Hazeltine (P)
Nat Reeves (B)
Billy Drummond (Ds)

Produced by Jim Snidero and Jeremy Pelt
Recorded December 23, 2017, Red Rock Studio
Recording engineer: Kent Heckman
Mixed & Mastered by Dave Darlington at Bass Hit Recording, December 27, 2017
Photography by Gulnara Khamatova
Graphic Design by Christopher Drukker
(Svant Records SCD 2167)

1. Party Time (J. Pelt) 5:38
2. Del Sasser (S. Jones) 6:59
3. Wabash (J. Adderley) 6:40
4. Saudade (W. Booker) 7:12
5. Stars Fell On Alabama (M. Parish) 7:11
6. Sack O' Woe (J. Adderley) 7:50
7. Ball's 90th (J. Snidero) 5:40
8. Work Song (N. Adderley) 6:05

前作「Jim Snidero / MD66(16年、別頁あり)」が最高に良かったジム・スナイデロだけど、今調べてみたら2015年リリースの「Jim Snidero / Main Street」(未所有)にも同じくルディ・ロイストンが参加しているんだね。他のメンバーもファビアン・アルマザンにリンダ・オーなのだから、こちらの方も相当良いことは容易に想像がつく。それらとは異なり、本作はデヴィッド・ヘイゼルタイン、ナット・リーヴス、ビリー・ドラモンドといったオーソドックスなメンバー構成となっているのだが、そこに現代トランぺッターとしてはフレディ・ハバードにも通じるブリリアントさを兼ね備えているジェレミー・ペルトも加わっているのが面白いところ。やっている音楽はアルバムのサブタイトルとなっているCelebrating Cannonball Adderleyや選曲からも分かるとおりのハードバップ路線だし、ペルトもそれに合わせて吹いているけれど、スナイデロの本質自体がこれなわけだし、同じくこっち系の演奏を得意とするヘイゼルタインとリーブスが参加しているだけあって、どの曲をとってもノリノリで楽しませてくれる。ドラモンドを聴くのはロン・カーター入りのペルト盤「Jeremy Pelt / #Jiveculture(16年、別頁あり)」以来だけど、ルイス・ナッシュやケニー・ワシントンあたりと同等の伝統的なバップ・ドラミングを重んじながらも、現代性が感じられるフレキシブルなドラミングが、この演奏にはよくマッチしているね。1曲目「Party Time」と6曲目「Sack O' Woe」のジャズロック的な8ビートは、今の時代に叩くのは躊躇してしまうほどに古臭いビートだけど、そういうのもためらいなく叩いているのはある意味カッコいいし、ちょっと軽めの音がするドラムセットも相変わらずいい音がしていて、私としてはドラムを聴いているだけでも幸せな気分になってしまった。楽曲はキャノンボールの愛奏曲の中にスナイデロとペルトのオリジナルが混じっているけれど、50~60年代の雰囲気を醸し出した曲作りとなっているので、浮いた感じはなし。演奏的にはドラムソロからスタートするラスト曲の「Work Song」が特に気に入った。
普段はもっと難しいジャズを好んで聴いているので、こういうオーソドックスなスタイルの演奏は逆に新鮮に感じるね。本作は録音も各楽器の骨格ががっしりしていながらも温かみがあって上々だ。

評価☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)


JUBILATION! CELEBRATIN
JIM & JEREM SNIDERO
SAVAT
2018-04-27

  

--EDIT--

Enrico Pieranunzi / Monsieur Claude

Enrico Pieranunzi (P)
Andre Ceccarelli (Ds)
Diego Imbert (B)
featuring:
David El Malek (Sax) on#1, 3, 6, 9
Simona Severini (Vo) on#4, 5, 8, 11

Recorded at Studio de Meudon, Meudon, France by Julien Basseres, January 14 & 15, 2018
Mixed and Mastered by Stefano Amerio, at Artesuono, Cavalicco, Italy, January 26 & 27, 2018
Artistic direction and arrangements by Enrico Pieranunzi
Produced & Graphic Design by Pierre Darmon for Bonsai Music
Cover image by Emilano Ponzi
(Bonsai Music BON180301)

1. Bluemantique (d'apres Valse Romantique de Claude Debussy) 5:30
2. Passepied nouveau (d'apres Passepied de Claude Debussy) 4:51
3. L'autre ballade (d'apres Ballade de Claude Debyssy) 5:26
4. Romance (Paul Bourget / Claude Debussy) 5:02
5. Reverie (Claude Debussy / arrangement Enrico Pieranunzi) 7:45
6. Cheveux (d'apres La fille aux cheveux de lin de Claude Debussy) 5:11
7. Blues for Claude (Enrico Pieranunzi) 4:28
8. Nuit d'etoiles (Theodore de Banville / Claude Debussy) 8:11
9. Mr. Golliwogg (d'apres Golliwogg's Cake-Walk de Claude Debussy)5:35
10. My Travel with Claude (Enrico Pieranunzi) 2:04
11. L'adieu (Guillaume Apollinaire / Enrico Pieranunzi) 6:38
All compositions by Enrico Pieranunzi except 4, 5, 8. Published by Bonsai Booking & Management. 

今年で没後100年のドビュッシーの曲で知っているのは「月の光」や「牧神の午後への前奏曲」ぐらいで、しかもそれらの曲も冨田勲やデオダートのアルバムで馴染みがあるぐらいなのだが、クラシック曲のジャズ化が嫌いというわけでは決してないので、同じくドビュッシーやバッハ、シューマン等が題材だった「Pieranunzi・Ceccarelli・Imbert / Ménage à Trois(17年、別頁あり)」に引き続き、本作もどんな感じかなと思って買ってみた。その演奏は原曲を知らない分、普通のジャズ感覚で楽しめるのがむしろいい感じではあるのだが、エンリコ・ピエラヌンツィ、アンドレ・チェカレリ、ディエゴ・インベルトのトリオ演奏は見事としか言いようがないものの、4曲に参加しているデヴィッド・エル・マレク(聴くのは「David El-Malek/Music From Source(08年、別頁あり)」以来)のテナーは、1曲目「Bluemantique」での変にクラシックを意識しているように感じられる線の細い吹き方がイマイチ肌に合わないし、別の曲の4曲に参加のシモーナ・セヴェリーニのヴォーカルも、アルバムとしてのいいアクセントにはなっているものの、ピアノトリオだけでもここまでいい感じで聴かせてくれるのだから、わざわざ入れる必要はなかったのではと思う。でもより原曲のイメージに近づけるためには、特に4曲目「Romance」のようなヴォーカルとピアノのデュオは外せなかったと思うので、これでよしとしよう。なんて思いながら聴いていたら、そのヴォーカル入りの5曲目ではよく知っているメロディーが登場。それがドビュッシーの曲だというのは以前から認識していたものの、「夢(夢想)」というタイトルの曲だったのは「Reverie」で検索して初めて知ったし、続く6曲目「Cheveux」も邦題は超有名な「亜麻色の髪の乙女」ということで、こうしてみると曲名を覚えていないだけで、ドビュッシーの曲は結構知っていることが分かった次第。演奏は非4ビートと4ビート曲がバランスよく配列されていて、原曲によくマッチしたアレンジが施されているし、クラシックが題材だからといって過度に静的な演奏にもなっていないおかげで、最後まで退屈せずに楽しむことができるのだが(ドビュッシーの曲がモチーフのように登場するピエラヌンツィのソロピアノによるオリジナルの10曲目「My Travel with」もいい感じ)、できればチェカレリのドラムソロもアップテンポの曲等に入っていれば更によかったと思う。それとどうせやるのだったら「月の光」と「牧神の午後への前奏曲」も是非取り上げてほしかった。
本作はドビュッシーの曲を知っていても知らなくても楽しめるし、録音も各楽器が少々上品ながらもそれなりにリアルに録れていて上々だ。

評価☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)


Monsieur Claude - a..
Enrico Pieranunzi
Bonsai
2018-03-05

  

--EDIT--

Charlier, Sourisse, Winsberg / Tales from Michael

Louis Winsberg (G)
Benoit Sourisse (Or, Rhodes)
Andre Charlier (Ds, Per)

Recorded: September 2017 at Studio Gemini
Engineer, Mixed and Mastered: Andre Charlier
Design: Chantal Charlier
Photos trio: Nicolas Vercellino
Photos paysage: Louis Winsberg, Benoit Sourisse
(Gemini Records GR1719)

1. Talking to Myself (D. Grolnick) 5:03
2. Oops (M. Brecker/M. Manieri) 8:15
3. Peep (M. Brecker) 7:45
4. Never Alone (M. Brecker) 5:55
5. Straphangin' (M. Brecker)  7:59
6. Safari (M. Brecker) 6:39
7. The Cost of Living (D. Grolnick) 5:23
8. Madame Toulouse (M. Brecker) 4:28
9. Minsk (D. Grolnick) 8:01
10. The Four Sleepers (D. Grolnick) 3:04
Compositions: Michael Brecker, Don Grolnick
Arrangements, realisation: Charlier/Sourisse/Winsberg

ルイ・ウィンズバーグは「Louis Winsberg Trio/Douce France(07年、別頁あり)」で、またアンドレ・シャリエ(?)とべノワ・スリース (?)も「Charlier, Sourisse/Heritage(07年、別頁あり)」でしか聴いたことがないのだが、本作は大好きなマイケル・ブレッカー集なのですぐに飛びついた。でも自ブログを読み返して気がついたけど、「Heritage」もやっている曲は二人のオリジナルではあるものの、当時亡くなったばかりのマイケルに捧げられていたんだね。その点こちらの方は正真正銘のマイケル曲集(盟友だったドン・グロルニックの曲も含む)となっていて、ブレッカー・ブラザーズ、ステップス・アヘッド時代やソロアルバムからの楽曲を幅広く取り上げているので、もうそれだけでも嬉しくなってしまうのだが(しかもアルバムタイトルも「Tales from Hudson」に掛け合わせた「Tales from Michael」だし)、実際の演奏はどの曲をとってもオリジナルの方が良かったというのが正直なところ。何せ当時のアルバムは最高のメンバーが集結してのレコーディングだったし、バンドとしても目茶苦茶カッコよかったからなぁ。それをギター、オルガン、ドラムスだけのトリオでやるのには編成的にも無理があると思うのだが、センスのいいメンバーが揃っているだけあってそれなりの演奏は堪能できるので、これでよしとしよう。奇をてらわないアレンジにもマイケル愛が感じられて好感が持てる。楽曲的には当時狂ったように聴いていたステップスアヘッドの「Oops」(2曲目)と「Safari」(6曲目)が、元々の楽曲自体がカッコいいこともあって特にいいね。この2曲で特徴的だったEWIの音もきちんと表現できている。またブレッカーズ時代の「Straphangin'」(5曲目)は懐かしさのあまり感極まるし(セカンドラインでやっているのもグッドアイデア)、同じくセカンドラインから4ビートにチェンジする「Two Blocks From The Edge」収録の「Madame Toulouse」(8曲目)や、「Now You See It...(Now You Don't)」収録の「Minsk」(9曲目)も、どことなくジョンスコ的ではあるけれど、いかにもこの編成らしいグルーヴィーな演奏で楽しませてくれる。
マイケル・ブレッカーが亡くなって10年という節目にレコーディングされた本作は、マイケルやグロルニック・トリビュートとして、なかなか価値のある作品に仕上がっていると思う。トリオとしての演奏も原曲のイメージに囚われないで聴くと上々だし、録音もワイドレンジでクリアーな方向ながらも、やっている音楽にはよくマッチしていて良好だ。

評価☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

Tales From Michael
Andre Charlier / Benoit Sourisse / Louis Winsberg
Gemini
2018-05-30


  

--EDIT--

Lauren Sevian / Bliss

Lauren Sevian (Bs)
Alexa Tarantino (As)
Robert Rodriguez (P)
Christian McBride (B)
E.J. Strickland (Ds)

Producer: Marc Free
Engineer: Nick O'Toole
Asst. engineer: Michael Brorby
Recorded: September 19, 2017, Acoustic Recording, Brooklyn, NY
Mixed and Mastered: Woodland Studio, Lake Oswego, OR
Photography: Anna Yatskevich
Package design: Jamie Brunson
(Posi-Tone Records PR8184)

1. Triple Water 5:59
2. Square One 4:39
3. Bliss 4:31
4. Bluesishness 5:35
5. Goldies Chance 5:50
6. Miss Lady 5:45
7. Lamb And Bunny 4:45
8. In The Loop 6:45
9. Evergreen 6:22
10. Minimal Moves 4:52
All compositions by Lauren Sevian exept "Square One" by Alexa Tarantino

バックのメンバー買いした「Lauren Sevian / Blueprint(10年、別頁あり)」が相当良かったローレン・セヴィアンだけど、本作もまたベースが大好きなクリスチャン・マクブライドで、ドラムもEJストリックランドなのだから大いにそそられる。実際の演奏も1曲目「Triple Water」からセヴィアンが女性とは思えないほどパワフルなプレイで攻めているし、「The Rodriguez Brothers / Impromptu(15年、別頁あり)」以来聴くのは久しぶりとなるマイケル・ロドリゲスもコンピング、アドリブ共にテンションの高いプレイで応酬していて、実にいい塩梅。リズム隊が強靭なことも相まって、早くもノリノリで楽しませてくれる。でも2曲目「Square One」は同じ女性サックス奏者(アルト)のアレキサ・タランティーノの音楽性に合わせすぎたのか、1曲目ほどの凄みは感じないけどね。とはいえこの曲が続くバラード曲の3曲目「Bliss」へのいい橋渡しとなっているのでこれでよしとしよう。オーソドックスなブルース曲の4曲目「Bluesishness」も、テーマをあえてバリトンで吹くには大変そうな速いパッセージにしているところにセヴィアンの挑戦心が感じられるし、3拍子の5曲目「Goldies Chance」もリリカルな曲調ながらもアグレッシブに攻めているのが私好み。バリトン奏者の近作としては、ちょっと前に「Ronnie Cuber / Ronnie's Trio(18年、別頁あり)」を聴いたばかりだけど、テクニック的にも音楽的にもセヴィアンの方がはるかによく感じるのは、それだけバリトンの世界も進化しているのだろう。楽曲は4ビートがほとんどではあるも、中には7曲目「Lamb And Bunny」のように超アップテンポの曲まであったり、同じくアップテンポの10曲目「Minimal Moves」はコード進行が「Giant Steps」のもろパクリだったりして、こういうところからも彼女の難曲に挑戦しようとする意気込みがビンビン伝わってくる。もちろんそれだけではなく、数曲入っているバラード曲や8曲目「In The Loop」のような8ビート系の曲でのプレイも素敵だし、ロドリゲス、マクブライド、ストリックランドがいい仕事をしているのは当然として、3曲のみ参加のタランティーノのちょっとした癖が感じられるプレイも魅力的なおかげで、どの曲をとってもルンルン気分で楽しむことができた。
本作は演奏だけではなく、録音も各楽器の質感、バランス共に上々で、音的にも満足させてくれる。内容的には「Lauren Sevian / Blueprint」の方がもっと良かった気もするけれど、セヴィアンのように自分のツボにバッチリ嵌る現役のバリトン奏者はそうそういるものではないので、これはオマケして5つ星にしておこう。

評価☆☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)


Bliss
Lauren Sevian
Posi-tone Records
2018-05-30

  

--EDIT--

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