Jeffrey Burr / Bright Blue

Jeffrey Burr (G)
Ari Hoenig (Ds)
John Hebert (B)1, 2, 3, 4, 5, 9, 10, 11, 12
Steve Doyle (B)6, 7, 8

Produced, engineered, mixed, mastered, arranged, conceived and just generally masterminded by Jeffrey Burr
(自主制作 2002 by Jeffrey Burr)

1. Locomotive (part I) (T. Monk) 2:22
2. Wayne's Refrain (Jeffrey Burr) 5:51
3. Legal Eyes (Jeffrey Burr) 5:19
4. Myoko (Jeffrey Burr) 6:28
5. Poem (Jeffrey Burr) 3:02
6. Say Say O Playmate (Trad.) 4:59 
7. Somewher Out There (from "An American Tail") (J. Horner, C. Weil, B. Mann) 6:53
8. Britht Blue (Jeffrey Burr) 5:46
9. ZombieCavemanRobot (or "Mind Bender") (Jeffrey Burr) 2:07
10. Indestructo! (Jeffrey Burr) 3:29
11. The Logician (Jeffrey Burr) 6:41
12. Han Solo & The Princess (from "The Empire Strikes Back) (J. Williams) 5:44
13. Locomotive (part II) (T. Monk) 3:23

アリ・ホーニグが参加しているので飛びついたけど、てっきり新譜だと思って買ったのに、現物を見たら2002年のリリースだったのにはがっかり。でもこの当時のホーニグはジャン=ミシェル・ピルクやケニー・ワーナー以外ではあまり聴いたことがないので、これでよしとしよう。これが初聴きのジェフリー・バー(?)は西海岸を拠点に活動しているギタリストのよう。パッと聴きではジム・ホールに似ている印象を受けるけど、奏法はもっとシンプルでコードで弾いている場面が多いし、ギターのトーンもふわっとしたものではないので、それなりのオリジナリティは感じられる。オーソドックスな中にも部分的にはけっこうな速弾きもしているけれど、アドリブの構築が曲によってはイマイチ(特にミディアムテンポ以下の曲で)なのが、もしかするとメジャーな存在になれなかった理由なのかもしれない。またお目当てだったホーニグも曲調やメンバーとの相性なのか、ピルクやワーナーとやっているときのような反応が素早くて、なおかつ個性的なドラミングとは異なり、1曲を除いてはごく普通に叩いているのが残念。プレイ的にはむしろベースのジョン・エイベア(「Pete McCann/Most Folks(07年)」「Noah Preminger / Before the Rain(11年)」「Fred Hersch Trio / Floating(14年)」「John Escreet / Sound, Space and Structures(14年)」(各別頁あり)等に参加)やスティーヴ・ドイルのさりげない上手さの方が目立っているね。でもトリオとしての演奏が悪いというわけではないし、オリジナルの楽曲も概ね良好なので(既成曲では12曲目「Han Solo & The Princess (from "The Empire Strikes Back)」のアレンジがいい感じ)、トータル62分をそんなに退屈せずに楽しむことができた。
ギタートリオとしては平均的な演奏だし、録音もギターとベースはまあまあとして、ドラムからはホーニグらしさが全く感じられないのが、音的にも魅力に欠ける要因となっている。

評価☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

Bright Blue
Jeffrey Burr
CD Baby
2002-05-01