Miki Yamanaka / Miki

Miki Yamanaka (P)
Bill Stewart (Ds)
Steve Nelson (Vib)
Orlando Le Fleming (B)

Executive Producer: Miki Yamanaka / Cory Weeds
Produced by Miki Yamanaka
Recorded at Acoustic Recording, Brooklyn, NY, August 8 and 9, 2017
Engineered by Michael Brorby
Mixed and Mastered by Katsuhiko Naito
Cover photos by John Rogers
Design and layout by Perry Chua
(Cellar Live Records CL020718)

1. Mr. Pancake (Miki Yamanaka) 5:34
2. Eyes (Miki Yamanaka) 5:37
3. Monk's Dream (Thelonious Monk, arr. Miki Yamanaka) 6:42
4. Sea Salt (Miki Yamanaka) 3:54
5. Stuffed Cabbage (Miki Yamanaka) 6:15
6. Book (Miki Yamanaka) 5:29
7. A Fake Hero (Miki Yamanaka) 6:12
8. For All We Know (J. Fred Coots) 4:55
9. Wonder (Miki Yamanaka) 6:23
10. What About Food (Miki Yamanaka) 6:49

山中みきは知らないピアニストだけど、バックのメンバーがビル・スチュワート、スティーヴ・ネルソン、オーランド・ル・フレミングとなれば買わないわけにはいかないだろう。本人のサイトによると、本作が2枚目のリーダー作。さすがに2012年からNYで修行を積んでいるだけあって、楽曲的なことも含めて完全にアメリカナイズされた演奏が堪能できる。クレジットの2番目にビルスチュの名前があるところを見ると、メンバーの中でも特にビルスチュと共演したかったのだと思うけど、ケヴィン・ヘイズやマーク・コープランドあたりを連想させる山中のピアノと、ビルスチュのドラミングがよくマッチしていて実にいい塩梅。もちろん他のメンバーとの相性もバッチリだし、現代的な4ビートをメインにやっているのも私好み。奏法的には上原ひろみや山中千尋、大西順子と比べると音数が少ない方だけど、コンピングにしてもアドリブにしても非常にセンスが良いしアイデアも豊富なおかげで、聴き劣りするように感じることはなし。バックの手抜きは一切なしのプレイとも相まって、どの曲をとってもノリノリで楽しむことができるのだが、その中でも疾走感溢れる1曲目「Mr. Pancake」、7曲目「A Fake Hero」、10曲目「What About Food」(3曲ともビルスチュのソロあり)や、大好きなモンク曲をユニークなアレンジでやっている3曲目「Monk's Dream」、16ビート調の5曲目「Stuffed Cabbage」、ボッサ調の9曲目「Wonder」(フェードアウトながらドラムソロもあり)は特に気に入った。ネルソンとデュオでやっているバラード曲の8曲目「For All We Know」も雰囲気がとてもいいね。
このメンバーなので悪いはずがないと思ってはいたけれど、想像していた以上の演奏には大満足。流石にミックスとマスターを内藤克彦が担当しているだけあって、録音も各楽器が温かみを伴ったガッチリとした音像で録れていて、オーディオ的にも幸せな気分にさせてくるので、山中の将来への期待も込めて本作は5つ星にしておこう。

評価☆☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

Miki
Miki Yamanaka
Mvd
2018-08-16