dbf37931.jpg


日時 2011年10月21日(金) 開演19:00 終了21:00すぎ
会場 市民プラザ(能代駅前)
前売券 一般3,500円、当日券 一般4,000円
主催 スタジオじゃんくす

Aquapitメンバー 金子雄太(Or)、小沼ようすけ(G)、大槻 "KALTA" 英宣(Ds)

「Yuta Kaneko, Yosuke Onuma, Hidenobu "Kalta" Otsuki / Aquapit(11年、別頁あり)」のところでも書いたとおり、Aquapitのライブに行ってきた。その演奏はCDよりも一段とグルーヴィーで、3人が一体となってグイグイと突き進んでいく様がとてもカッコよかった。あと場面によっては思わずニヤリとしてしまうようなトリッキーなフレーズの応酬なんかもあったりして、きっとライブを重ねるごとに新しいアイデアが湧き出すのだろうなあと感心したし、演奏している表情からも楽しさが伝わってきてとてもいい雰囲気だった。このトリオでは過去にも同じ能代市で一回、また南郷ジャズフェスとその前夜祭でも太田剣と佐藤"ハチ"恭彦が加わったクインテット編成で観ているけど、メンバーの中では特に大槻の成長が著しい(TKYに参加してから一皮むけた感がある)のと、久々にCDがリリースされたことも相まって、今回のライブが一番ノリノリだったね。こうなるともう私としても体はひとりでに動いて止まらなくなるし、会場内で販売されていたアルコール類(一杯500円)やその前から飲んでいたビールでの酔い加減も手伝って、くどいほどに「イエーイエー」やってしまうのだが、限定100席が満席の会場中をふと見回すとほとんどのお客さんは大人しく観ているので、自分だけが変に浮いてしまった(苦笑)。こういうグルーヴ重視の音楽の場合は、足踏みするなり手拍子するなり掛け声を送るなりしてもっとリラックスながら楽しめると、演奏者と観客が一体となった素晴らしい空間が生まれるんだけどね。どのような観方をしようが個々の自由とはいえ、先日聴いた「Pat Martino Quartet / Undeniable」はまさに理想的な観客のあり方だっただけに、なおさらそのように感じてしまった。
なにはともあれノリノリな演奏のおかげで楽しい一夜でした。Aquapitのメンバーと主催者のスタジオじゃんくす、関係者のみなさんにはお礼を申し上げます。