操作方法もひととおり把握し、iTunes Store(App Store)から無料のゲームを10個ほど取り込んでみたり、お気に入りのサイトやYouTube映像をブックマークに登録したりと、ほとんどパソコン感覚のおかげでますます面白くなってきたiPod touchなのだが、いよいよ本来の目的である車のカーステレオに接続してみることにした。
接続するにはUSB~ドック用の変換ケーブルが必要。カーステレオの注文の段階であまり知識がなかったので、カロッツェリアのカタログを見てiPod用USB変換ケーブル(CD-IU50、定価3,150円)というのを同時に注文したのだが、よく考えてみたらiPodに付属しているパソコン接続用のケーブルをそのまま利用できるんだね。あるいは家電量販店で1,000円ぐらいで売っている安いやつとか。でもまあドック部分をガッチリとホールドできる機能が付いていたのでこれでよしとしておこう。ちなみにiPodはUSBから電源を供給できるので、バッテリーの減りを心配する必要は全くない。
肝心の音質だが、同じUSB端子への接続でありながらも、USBメモリーはクリアーな音質に付きサックスやトランペットが少し線が細めだったのが、iPodはイヤフォンで聴くのと同じように低域から高域までがっちりしていてジャズを聴くのには実にいい塩梅。若干音が丸くなってしまうけど、ドライブ等で長時間楽しむ場合にはむしろこの方が疲れなくていい。音質を変えたくなったらカーステレオのイコライザーで調整すればいいわけだしね。
非常に気に入ったのはヘッドフォン端子~AUX接続のVAIOポケット(VGF-AP1)とは違いUSB接続なので、アルバム名や曲名がカーステレオのパネルに表示されること。それとシャッフルにした場合に曲が進むにつれて、1/266(現在の総曲数)、2/266、3/266ときちんと表示されるし、あたりまえな話なのかもしれないけれど曲がダブらない(同じ曲が2回かかることはない)のがいいね。また曲が切り替わる時のプチッというノイズも皆無。まあUSBメモリーも同様なんだけど、想像していた以上に至れり尽くせりで、もうなにも文句はない。これだとCDプレーヤー部分も必要なくなりそうな感じだね。
というわけでここ一週間はカーステレオとiPodにばかりうつつを抜かしているのだが、その間に入荷したCDが9枚もあるので、また明日からは新譜聴きに精を出そうと思う。秋は一年間でもっとも音がいい季節。この時期はメインの本格オーディオの方も楽しみだ。