音楽のジャンルを問わずスネアドラムはドラムセットの中で最も重要なパーツ。なのでこれだけは納得のいくものを使いたいものだ。とはいうものの、仮に好きなドラマーが使っているのと同じやつを買ったとしても、なかなかそんな音では鳴ってくれないんだなぁ(苦笑)。チューニングが間違っているということもあるのだろうが、そもそもが生音とマイク録りの音は根本的に違うんだよね。これは憧れのドラマーを実際に生で観たときなんかはよく分かる。本人の音でさえ違う音に聴こえるからね。なので最近はCDの音とは比較しないようにして、ひたすら自分の理想の音に近づけることだけを考えている。
楽器としてはスネアドラムはおそらくトップシンバル以上に買い換えしていると思う。その変遷を記しておこう。
1.パール、木胴(バレンシアにセットになっていたやつ)、14×5インチ、カバーリングで色はマリンパール
2.パール、メタル、14×6.5インチ
3.パール、プレジデント・シリーズ、14×5インチ、カバーリングで色はグレー系(色名忘れ)
4.ラディック、メタル、スーパーセンシティブ410(だったかな?スナッピーが外面当たりのやつ)、14×5インチ
5.ヤマハ、YD9000シリーズ、14×5.5インチ、リアルウッド(この時代からラッカー・タイプが大流行、リアルウッドはもちろんスティーブ・ガッドの影響で買っている。彼自身はこの後すぐにブラックを使ったけどね)
6.パール、ジャイアント・ステップス・シリーズ、14×5インチ、ウッドラッカー(だったかな。ワインレッド・ラッカーの茶色版)
7.タマ、品番忘れ、14×5インチ、リキットアンバー系(日本初の単板スネアだった)
8.ヤマハ、YD9000シリーズ、14×7インチ、ブラック(この時代から深胴タムが大流行し、7インチなんていうスネアも出始めた)
9.パール、バーチ、14×5インチ、ワインレッド・ラッカー
10.パール、アルミシェル(品番忘れ)、14×6インチ(ジョンスコのレーザー・ディスクで叩いていたマービン・スミッティ・スミスの影響で買っている)
11.ヤマハ、木胴の一番安いやつ、14×5.5インチ、カバーリングでジェットブラック(ディブ・ウェックルが古いスネアを使っていたのに感化されて遊びで買っている)
12.ヤマハ、メイプルカスタム、デイブ・ウェックル・モデル、13×5インチ、ブラックメイプル(私としては初の小口径サイズ)
13.パール、メイプル単板、14×5インチ、リキットアンバー
14.ヤマハ、メイプルカスタム・ヴィンテージ、14×5.5インチ、ヴィンテージナチュラル
15.パール、メイプル4プライ、デニス・チェンバース・モデル、14×6.5インチ、アコースティック・ホワイト(かな?)
16.ソナー、アーティスト・シリーズ、14×6インチ
とこれで全部だと思ったけど、やはりかなり買ってますな(笑)。
この中で現行で使っているのは画像にもあるソナー、パールのメイプル単板、デニチェン・モデル、ウェックル・モデルだけ。ラディックだけは初の舶来品買いということで記念に持っている(ボロボロに錆びて使い物にならず)が、他は全部処分しちゃったです。
ソナーはまあまあいい音がするけど、タムとか他のタイコもソナーに統一しないと音が変に浮いてしまうし、パールのメイプル単板は叩いた感触が跳ね返りが少なくて違和感があるのと、音のまとまりが悪くて雑音が目立つし、デニチェン・モデルはフープをウッドに換えたらけっこういい感じでフュージョンにはうってつけなんだけど、理想としているジャズの音にはほど遠いし、ウェックル・モデルは小口径の割にはハイチューニングにしても甲高い音が出ないしで、本当に気に入っているのは一個もない。今思うと手放してしまったヤマハのメイプルカスタム・ヴィンテージが一番良い音がしてたな。これだったらヤマハを使用しているジャズドラマーのほとんどが使っているという精神的な安心感もあるしね。
ということで私のスネア買いはまだまだ続くのである。今度はグレッチを狙ってます。