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Diana Krall(Vo,P)
Gerald Clayton(P)
Anthony Wilson(G)
John Clayton(B)
Jeff Hamilton(Ds)
The Clayton/Hamilton Jazz Orchestra
Rec. 2006(?) (ユニバーサル UCCV9277)

久しぶりのボーカル買い。でもないか。この前イリアーヌを買ったばかりだな。
当ブログではボーカル・アルバムの登場が異常に少ない。それについては不満をお持ちの方もおありだろうが、一応ボーカル嫌いで通っている私のことなので、なにとぞご容赦いただきたいと思う。でも本当に嫌いだというわけはなく、あえて好きこのんでは聴かないってだけ。楽器をかじっていればどうしてもそうなってしまうんだよね。ボーカルものを聴いててもバックにばかり耳が向いちゃって、歌(歌詞)なんてほどんど頭に入ってこないもの。その割にはけっこうボーカリストにはうるさかったりしてね。自分では気づいていないだけで、もしかすれば隠れボーカル・ファンなのかも知れないっす(苦笑)
ダイアナ・クラールは昨年の「Christmas Songs(別項あり)」もなかなか素敵だったが、さすがに年中通して聴くというわけにはいかない。その点本作は単なるスタンダード集なので、季節を問わずいついかなる時でも聴くことができる。
プロデュースはトミー・リピューマとダイアナ・クラール。メンバーは腐れ縁的なクレイトン・ハミルトン・ジャズ・オーケストラである。

全12曲で、ビッグバンドでの7曲はジョン・クレイトンが、コンボの5曲はクラールがアレンジを担当している。
クラールはどんな曲調の歌も決して一本調子になることなく表情がとても豊か。また歌そのものに不安定な要素が一つもないので、いつも安心して聴いていられるし、なによりも声質が私の好みと一致している。
もともと楽器から入った人なのでバックの引き立て方がとても巧い、というかバンドとの一体感がすごくある。
今回は自身のピアノの出番が少ないのがちょっと不満だが、それ以外は文句のつけようがないほど素晴らしい。
ダイアナ・クラールのアルバムには駄作なし。本作でも彼女の魅力にドップリと浸ることが出来た。
好みの問題になってしまうけど、次回は是非ともコンボだけでのアルバムを作って欲しいなぁ。
なお私が購入した国内盤には3曲入りのDVDが付いているが、観てみたらどうってことのないプロモ用のビデオクリップで、しかも旧作からの曲だった。これ目当てでわざわざ値段の高い国内盤を買うこともなかったな。

評価☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)