John McLaughlin(G)
Rick Laird(B)
Billy Cobham(Ds)
Jerry Goodman(Vio)
Jan Hammer(Key)

高校時代はLPなんてそんなに買えるハズもなく、音楽の情報は当然ラジオ番組からが多かったね。もちろん音楽雑誌なんてのも、立ち読みぐらいはしていたかも知れないが買ってないです。
私の住んでいる田舎では当時はFM放送はNHKのみ。好きな番組は毎日(だったかな?)19:15~20:00に放送された「サウンド・オブ・ポップス」と毎週木曜日20:00~22:00の「FMジャズ・フラッシュ」。どちらもとても良質な番組だったね。あまりに記憶に焼付いているためかテーマ曲まで覚えています。
で、この「火の鳥(73年)」だが、たぶんこのどちらかの番組で全曲流れたと思う。
それまでは、シカゴ、サンタナ、ディープパープル、レッドツェッペリン、BB&A、EL&P、ピンクフロイドといったロック系を聴いていた私だが、この「火の鳥」で鳥肌が立ちましたよ。「なんじゃこれは~」って感じで、とにかくこのサウンドには衝撃を受けたね。次の日すぐレコード店に走ったのは言うまでもない。
「インド音楽」や「変拍子」というものを知ったのも、ジョン・マクラフリンやビリー・コブハムと出会ったのも全てこれから。
私の音楽(聴き)人生の大きな転機になったと言っても過言ではないぐらい、ここから次第に純ロックからジャズ的なものへ傾倒していくことになる。

このアルバムのA面1曲目の「火の鳥」は、当時ロックでも流行っていたドラの音からスタート。これからいったい何が始まるんだといった雰囲気かな。で、拍子の分からないリフと、それに絡み付くインド調の複雑なメロディのカッコよさ。9拍子だと理解できたのは何回も聴いた後だった。
2曲目の「マイルス・ビヨンド」なんて変則的すぎて、もはや拍とか小節とか分かりゃしない。おお、恐ろしや。
3曲目なんか19/16拍子だし、どの曲もいちいち分析して聴かなければ「全く意味分からん」状態っすよね。
B面1曲目の「御言葉」なんて語ることが恐れ多いほど恐ろしい。(どういうこっちゃ)

生涯で最高のアルバムはと問われて、私は間違いなくこれを挙げることでしょう。