Steve Lukather,Mike Stern,Steve Moese,Jimmy Horring,Jeff Richman,Frank Gambale,Warren Haynes,David Fiuczynski,Greg Howe,John Abercrombie(G)
Jerry Goodman(Violin)
Vinnie Colaiuta(Ds)
Kai Eckhardt(B)
Mitchel Forman(Key)

これはhyper_resonanceさんからご紹介いただいた新譜CD。
豪華ギタリストたちが1曲ずつ弾いているマハビシュヌ・オーケストラへのトリビュート盤である。
タイトルを訳せば「内に秘めた黙示録の幻影 」となるようで、これだけでもう分かる人はニヤッとしてしまうよね。
本作のプロデュースと全曲のアレンジはジェフ・リッチマン(私的にはとても懐かしい)がやっているが、マハビシュヌの難解な楽曲をほどよくアレンジしいて新しい曲として甦えらせている。どの曲も抜群にカッコいい。
何てったってバックのメンバーがいいよね。昔マクラフリンとやっていたカイ・エクハルトとミッシェル・フォアマン、それについ先ごろジェフ・ベックで来日した変態ドラマーのビニー・カリウタとくれば鬼に金棒。しかも曲によってはジェリー・グッドマンまで参加しちゃっている。これで悪いハズがありません。サイコーです!!
これだけの有名ギタリストたちがなんの違和感もなく弾いているということは、彼らも昔はマハビシュヌにハマっていたのだろうね。やっぱりマクラフリンはミュージシャンズ・ミュージシャンですな。

別項で紹介している「マハビシュヌ・プロジェクト」よりはこちらの方が文句なしに素晴らしい。向こうも悪くはないのだがどうもリーダーのドラマーがいまいちでね。繰り返して聴く気にならんです。
マハビシュヌ・ファンやハードコア・フュージョン・ファン、ギター小僧さんたちには「絶対買い!」の一枚ではないかな。


なんかこのジェフ・リッチマン・プロデュースのトリビュートものはシリーズ化になっているようで、Fusion For Miles: Miles Davis Tribute In Guitarというのも発売になっている。こちらも10人の豪華ギタリストたちが参加していて、ざっと挙げればJimmy Herring,Jeff Richman,Eric Johnson,MIke Stern,Bill Frisell,Bill Connors,Pat martino!,Warren Haynes,Steve Kimmcok,Bireli Lagrane。
さっそく注文したので後日にレビューしたいと思っている。