Andrea Pozza(P)
Luciano Milanese(B)
Stefano Bagnoli(Ds)

ヴィーナス盤の新譜で日本初デビューである。
アンドレア・ポッツアは当然何枚か持っているだろうなと思ってCDリストを見たら、「もっ、持っていない!」こんな時はとてもくやしいんだよね~。ネットで調べると、去年から今年にかけてイタリアのPhilologyレーベルから3枚も出ているではないか。見逃していたんだね。新譜(新人)買いとしては、誰よりもいち早く新人のアルバム(輸入盤)を手に入れて自慢するのが至上の喜びなのに、今回もまたヴィーナスの原さんにしてやられましたな。

ポッツァはスタンダードを弾くのを得意としているようだが、その演奏はイタリア人気質なのかとても陽気である。暗いイメージがある曲イエスタデイズまでもがなんとなく明るく感じるのはこの人の特長かもしれないね。この辺はオスカー・ピーターソンに通じるところがあるのかも(奏法はまるで違いますが)。
決して泥臭くはないのだが結構ファンキーな演奏をしているので、往年のジャズファンからはかなり人気を得られるのではないかな。やはりこういう演奏をきくとホッとするんだよね。
問題はバックの2人かな?もう少し黒っぽい人たちだったらもっともっと演奏が生き生きしてくると思うんだが。たとえばクリスチャン・マクブライドとカール・アレンとか。
まあ、今回はオリジナルメンバー(だと思う)なのでしょうがないとして、次回はぜひともアメリカ人とレコーディングしてほしいね。