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66年のチャールス・ロイドのフォレストフラワーでデビュー(キース・ジャレットとデジョネットの出会いもこれからかな?その後2人ともマイルスに引き抜かれる)したデジョネットは、その研ぎ澄まされた感性と独特なドラミングで多くの共演者たちを魅了して来た。
私が初めて耳にしたのはマイルスのビッチェズ・ブリュー。その荒々しいジャズロック・サウンドは当時「これこそ未来のジャズだ」とか「ジャズじゃない」とか賛否両論だったようだが、そんなことは私には関係なく、ただ単にカッコいいサウンドだと毎日のように聴いていた。それにしてもこの頃のデジョネットは荒かったな~、エバンスのモントルーなんかはかなり走っているしネ。
私が一番好きだったのはECMのNew DirectionsやSpecial Editionの時代かな。ドラミングはもちろんだが、曲作りが上手いんだよね。当時のECMは何をやっても自由なレーベル(逆にあたりまえな4ビートは禁止)なので、だからこそミュージシャンはオリジナルに力を入れたのだろうね。大好きなレーベルでした。
その後のキースのスタンダード・トリオは結成されてもう20年以上も立っている。私は全てのアルバムを持っているのだが、好きなのは初期のStandards Vol1,Vol2,Still Liveのあたりかな。その後のヤツはマンネリ化しているので惰性で聴いてますネ。

最近のもののおススメとしては去年発売のGeri AllenのThe Life Of A Song(輸入盤)、デジョネット節が満喫できます。
デジョネットが立ち上げたという新レーベルからのものを早く聴いて見たいな~。

あっ、忘れてましたが、SONORのドラムは昔からデジョネットが使っていて、そのおかげで世に広まったのではないかという気がします。