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テリ・リン・キャリントンを初めて聴いたのは80年代の後半、ニールス・ラン・ドーキーのデビュー盤The Truthであった。このモンマルトルのライブでのテリ・リンは、荒削りでありながらも情熱的なドラミングでフロントを鼓舞していたものである。このアルバムで女性のジャズドラマーというのを初めて聴いたのであるが、あまりの上手さにショックを受けたのであった。なんでも11歳でバークリーの奨学金を受けたとの事。天才だったわけだ。
その後、シンディ・ブラックマン(女性版トニー・ウィリアムス、最近はジャズ以外にレニー・クラビッツでも活躍中)や最近ではキム・トンプソン(ケニー・バロンとかと演ってます)、アリソン・ミラーなど女性ジャズドラマーはわずかながらも増えて来ている。今やジャズも性別なんて関係のない時代なんだよね。ピアニストだっていっぱいいるし、SaxやTpとかあらゆる楽器に進出しているしね。

私が生テリ・リンを見たのは数年前、大西順子の女性だけのトリオでだった。
ハンコックとかとフュージョンをやっている時とは違い、もろ4ビートジャズだったのだが、その切れ味のよいドラミングはデビュー当時と比較にならないほど進化していてホントに凄かったな~。
それにしても大西は再起不能なのかな?また聴きたいです。

新譜でのおススメは去年発売のStructure(輸入盤)。特に8曲目、聴けばぶっ飛びますヨ!