Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。

HMV
1. Enrico Pieranunzi / Monsieur Claude: A Travel With Claude Debussy
2. Andre Charlier, Benoit Sourisse, Louis Winsberg / Tales From Michael
3. Theo Hill / Interstellar Adventures
4. Lauren Sevian / Bliss
5. Mark Soskin / Upper West Side Stories

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Jure Pukl, Matija Dedić / Hybrid

Jure Pukl (Ss, Ts, Bass-Cl)
Matija Dedić (P)
Matt Brewer (B)
Johnathan Blake (Ds)
Special Guest:
Melissa Aldana (Ts)2, 7

Recorded at the Samurai Hotel Recording Studios, Astoria, NYC (May 2016)
Engineer: David Stoller
Mixed by Jure Puki & David Stoller (Jan-May 2017)
Mastered by David Stoller (June 2017)
Produced by Jure Puki
Executive Producer: Michael Janisch
Grephic Design Polina Joffe
Whirlwind Recordings WR4712

1. Hybrid (M. Dedić) 5:06
2. Wher Are You Coming from and Wher Are You Going? (J. Puki) 8:43
3. Sequence II (J. Puki) 6:54
4. Hempburger (M. Dedić) 6:09
5. Lonely Woman (O. Coleman) 7:36
6. Plan B (M. Dedić) 4:50
7. Family (M. Dedić) 6:38
8. False Accusations (J. Puki) 6:23
9. Sequence III (J. Puki) 6:24
10. Spinning Thoughts (J. Puki) 8:20

スロヴェニア出身のユーレ・プクルのリーダー作を買うのは、ヴィジェイ・アイヤー、ジョー・サンダース、ダミオン・リード参加の「Jure Pukl / Abstract Society(12年、別頁あり)」、アダム・ロジャース、サム・ハリス、ジョー・サンダース、ルディ・ロイストン参加の「Jure Pukl / The Life Sound Pictures of Jure Pukl(15年、別頁あり)」に次いで本作で3枚目なのだが、こちらもまたマティヤ・デェディッチ(?、1973年クロアチア生まれ、「Matija Dedic Trio / MD in NYC(11年)」「Matija Dedic / Sentiana(14年)」別頁あり)、マット・ブルーワー、ジョナサン・ブレイクと精鋭が揃っているのだから大いにそそられる。その中のデェディッチは双頭リーダーとして楽曲も4曲提供しているけれど、アルバムタイトルにもなっているデェディッチ曲の1曲目からしてアグレッシブな4ビート演奏が繰り広げられていて、アドリブ途中のプクルとブレイクの壮絶なデュオの後にはドラムソロまで用意されているのだから、早くも買ってよかったという気になってしまう。また2曲目(プクル曲)のスピリチュアルなルバート演奏も私好み。ここではブルーワーが自分のリーダー作よりも良いのではと思わせてくれるほどのガッツあふれるソロで聴かせてくれるし、その後のインテンポになってからの9/8拍子の16ビートに変えてのバンドとしてのアプローチも目茶苦茶カッコよくて、「いいぞ、いいぞ!」と思っているところに、3曲目ではテナーのメリッサ・アルダナとの2管でますますいい感じのコンテンポラリー・ジャズが展開されているのだからなんともたまらない。楽曲は変拍子もありの非4ビート曲と4ビート曲がバランスよく配列されているけれど、どちらをとっても私がジャズに最も望んでいるアグレッシブな演奏が基調となっているにもかかわらず、聴き疲れするといったことは全くないのは、モーダルさに加えて7メロディアスな要素も兼ね備えているデェディッチのピアノが他の3人のプレイに絶妙にマッチしているから。演奏的にはその辺が正にHybridといった感じだけど、アルバムとしての動と静、ダークな曲と明るめの曲のバランスも完璧なのと(バスクラとピアノだけによるオーネット曲の5曲目もいいアクセント)、プクル、デェディッチだけではなく、ブルーワー、ブレイクや、ゲスト参加のアルダナもそのカッコよさを存分に魅せつけてくれることが相まって、トータル67分を最後まで集中の糸を切らすことなく楽しむことができた。
昨年9月にリリースされていたのを見逃していて、買うのが今頃になってしまったけど、本作は録音も各楽器がクリアーながらもちゃんと血の通った音で録れていて優秀なので、これは一年遅れのベストアルバム候補にしておこう。プクルもデェディッチもリーダー作以外では全くといっていいほどお目にかからないので聴く機会は多くないけれど、テクニック、音楽性共に私のツボにバッチリ嵌っている2人のことはこれからも注目していきたいと思っている。

評価☆☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

Hybrid
Jure / Dedic, Matija Pukl
Whirlwind Recordings
2017-11-03



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