Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜を中心に感じたままに書いている個人ブログです

Joey Alexander / Eclipse

Joey Alexander (P)
Reuben Rogers (B)
Eric Harland (Ds)
Joshua Redman (Ts)2, 7, 8

Produced by Jason Olaine
Executive Producer: Jana Herzen
Recorded on August 20-28, 2017 at Dreamland Recording Studios, Hurley, NY
Recoered, ecited and mixed by Katherine Miller, Annandale Recording
Masterd at Sterling Sound by Greg Calbi and Steve Fallone
Assistant Engineer: Ariel Sharif
A&R: Ken Druker
Design: Rebecca Meek
Photography: Jimmy Katz (cover), Adrien Tillman (Studio), Jana Herzen (outdoor)
Videographer: Yasunari Rowan
Additional videography: Adrien Tillman
Project Managers: Robin Tomchin and Rachel Silton
Publicist: Jordy Freed
(Motema Music MTM0271)

1. Bali (Joey Alexander Sila) 5:02
2. Faithful (Joey Alexander Sila) 9:04
3. Draw Me Nearer (Francis J. Crosby) 4:38
4. Moment's Notice (John Coltrane) 6:31
5. Blackbird (John Winston Lennon, Paul James McCartney) 4:58
6. Eclipse (Joey Alexander Sila) 10:23
7. Fourteen (Joey Alexander Sila) 8:04
8. The Very Thought of You (Ray Noble) 5:32
9. Space (Joey Alexander Sila) 7:59
10. Time Remembered (Bill Evans) 5:59
11. Peace (Joey Alexander Sila) 5:19
All arrangements by Joey Alexander

Joey Alexander / Joey. Monk. Live!(17年、別頁あり)」に次ぐジョーイ・アレキサンダーの4枚目だけど、本作ではルーベン・ロジャース、エリック・ハーランドにゲストでジョシュア・レッドマンも3曲に参加と、更にメンバーが強力になっているのだからそそられる。実際の演奏も現代性を加味しながらの4ビートを基調として、アレキサンダーがレコーディングの時点でまだ14~15歳とは思えないほど自信に満ちたプレイをしているのが素晴らしいし(表現力も増している印象)、ハーランドもバッキング、ソロ(ほとんどの曲に入っている)共に美味しさてんこ盛りのダイナミックなドラミングをしていて大活躍。またロジャースも二人ほどではないにしても強靭なベースで聴かせてくれるし、レッドマンも腹8分目といった感じではあるけれど、アレキサンダーを引き立てながらのプレイには好感が持てる。バンドとしての演奏だけではなく、5曲目「Blackbird」や8曲目「The Very Thought of You」、10曲目「Time Remembered」のようなソロピアノもなかなかのものだし、ハーランドとのデュオ部分が多く用意されている長尺の6曲目「Eclipse」や、続く7曲目「Fourteen」(レゲエと4ビートの複合曲)では手に汗握るスリルと興奮まで味わうことができて、どの曲も「いいぞいいぞ」と思いながら聴いていたら、トータル74分があっという間に終わってしまった。
モンク集だった前作とは異なり、本作では11曲中の6曲がアレキサンダーのオリジナルとなっているけれど、楽曲自体が素敵だし、けっこうキメが多い曲作りとなっているわりには、アレキサンダーは当然としてロジャースとハーランドが難なく決めているのも流石だね。基本的にはアグレッシブながらも、曲によってはリリカルな方向性も打ち出している演奏には文句のつけようがないし、久しぶり(「Willie Jones III / Groundwork(16年、別頁あり)」以来)に名前を目にするキャサリーン・ミラーの録音も、ベースだけはロジャースにしては少々柔らかく録れているものの、全体的に温かみの感じられる音質は各楽器のバランスも含めて良好なので、これは5つ星にしておこう。自分的にはハーランドのドラムを聴いているだけでも幸せな気分になってしまった。

評価☆☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

Eclipse
Joey Alexander
Motema Music
2018-05-04



--EDIT--

John Coltrane / Both Directions at Once: The Lost Album

John Coltrane (Ts, Ss)
McCoy Tyner (P)
Jimmy Garrison (B)
Elvin Jones (Ds)

Recorded by Rudy Van Gelder at Van Gelder Studios, Englewood Cliffs, NJ
Recorded: March 6th, 1963
Mastered by Kevin Reeves at Universal Music
Mastering, New York, NY
Original Recording Produced by Bob Thiele
Both Directions at Once: The Lost Album Produced by Ken Druker and Ravi Coltrane
Executive Producer for UME: Harry Weinger
A&R: Ken Druker
A&R Aciministration: Evelyn Morgan
Production Manager: Eric Neuser
Release Coordination: Julie Johantgen
Package Coordination: Natalie Weber
Legal Clearance for UME: Athena Rapis
Marketing Manager: Oliver Schrage
Creative Direction: Josh Cheuse
Design: Osk Studio
(Impulse 00602567492993)

CD1
1. Unititled Original 11383 (Take 1) (John Coltrane) 5:41
2. Nature Boy (Eden Ahbez) 3:24
3. Untitled Original 11386 (Take 1) (John Coltrane) 8:43
4. Vilia (Take 3) (Franz Lehar) 5:32
5. Impressions (Take 3) (John Coltrane) 4:36
6. Slow Blues (John Coltrane) 11:28
7. One Up, One Down (Take 1) (John Coltrane) 8:01
CD2
1. Vilia (Take 5) (Franz Lehar) 4:37
2. Impressions (Take 1) (John Coltrane) 4:06
3. Impressions (Take 2) (John Coltrane) 4:37
4. Impressions (Take 4) (John Coltrane) 3:40
5. Untitled Original 11386 (Take 2) (John Coltrane) 8:41
6. Untitled Original 11386 (Take 5) (John Coltrane) 8:23
7. One Up, One Down (Take 6) (John Coltrane) 7:17
All Tracks Previously Unreleased, Exept CD2, Track 01, Previously Issued on The Definitive Jazz Scene, Volume 3 and CD Versions of Live at Birdland

7月に入手していたのだが、私にとってのジャズ神であるコルトレーンの最高のカルテット(マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズ)による演奏を生半可な気持ちで聴くことはできないのと、オーディオの音が一年で最も良くなる秋になってからにしようと思っていたら今頃になってしまった。本作の録音は「John Coltrane and Johnny Hartman」の前日とのことで、もうそれだけでも期待に胸が弾むのだが、その音源が海賊盤としてではなく、Impulseから正式リリースというのも嬉しい限り。なので迷わず2枚組の方を購入したけれど、実際の演奏も1曲目「Unititled Original 11383 (Take 1)」から非常にアグレッシブで実にいい塩梅。どうしてこんなに素晴らしい演奏が今まで未発表だったのかが不思議なのだが、コルトレーン・カルテットにしては各人のアドリブが短めだし、同じ曲を何回もやっているので、もしかすると練習を記録的にレコーディングしたのかもしれない。でも姿勢を正して聴いているというのに、どの曲をとっても動いた体が止まらなくなってしまうほどにノリノリにさせてくれるし、大好きな「Impressions」は4テイクも収録されているのだから、そんなことはどうでもよくなってしまうけどね。コルトレーンが曲によりテナーとソプラノを持ち替えて精力的に吹きまくっているのは当然として、土台をガッチリと支えているギャリソンのベースに乗っかりながら、タイナー(休んでいる曲もあり)とジョーンズもいつものことではあるけれど人間味溢れる個性的なプレイをしているのに加えて、最新の技術を駆使してマスタリングしたのか、音に関しても翌日のハートマンとの共演盤とはまた一味違った良い音で録れているものだから(よりインストに特化した感じ。アナログ的な色合いを醸し出したモノラルっぽい録音は、各楽器の音質、バランス共に申し分がない)、これはもう最高としかいいようがない。
なので本作は当然ながらの5つ星。偶然にも今日(9月23日)がコルトレーンの誕生日というのは、聴き終わってから知った。

評価☆☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)


Both Directions at Once: The Lost Album Deluxe (2CD)
John Coltrane ジョンコルトレーン
Impulse!
2018-06-28


--EDIT--

(HMV)
1. Tony Bennett & Diana Krall / Love Is Here To Stay
2. Claudio Filippini / Before The Wind
3. Rudy Royston / Flatbed Buggy
4. Christian Mcbride's New Jawn / Christian Mcbride's New Jawn
5. Alexander Claffy / Standards: What Are You Doing The Rest Of Your Life?

5枚で40%オフセール利用。

--EDIT--

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