Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。

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テリ・リン・キャリントンを初めて聴いたのは80年代の後半、ニールス・ラン・ドーキーのデビュー盤The Truthであった。このモンマルトルのライブでのテリ・リンは、荒削りでありながらも情熱的なドラミングでフロントを鼓舞していたものである。このアルバムで女性のジャズドラマーというのを初めて聴いたのであるが、あまりの上手さにショックを受けたのであった。なんでも11歳でバークリーの奨学金を受けたとの事。天才だったわけだ。
その後、シンディ・ブラックマン(女性版トニー・ウィリアムス、最近はジャズ以外にレニー・クラビッツでも活躍中)や最近ではキム・トンプソン(ケニー・バロンとかと演ってます)、アリソン・ミラーなど女性ジャズドラマーはわずかながらも増えて来ている。今やジャズも性別なんて関係のない時代なんだよね。ピアニストだっていっぱいいるし、SaxやTpとかあらゆる楽器に進出しているしね。

私が生テリ・リンを見たのは数年前、大西順子の女性だけのトリオでだった。
ハンコックとかとフュージョンをやっている時とは違い、もろ4ビートジャズだったのだが、その切れ味のよいドラミングはデビュー当時と比較にならないほど進化していてホントに凄かったな~。
それにしても大西は再起不能なのかな?また聴きたいです。

新譜でのおススメは去年発売のStructure(輸入盤)。特に8曲目、聴けばぶっ飛びますヨ!

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Ravi Coltrane(Ts,Ss)
Luis Perdomo(P)
Drew Gress(B)
EJ Strickland(Ds)

ジョン・コルトレーンの息子と、おそらくは生涯言われ続けるであろうラビ・コルトレーン。父親があまりも偉大すぎて、なんともはやかわいそうな事だね。そんな宿命を背負っていながらも同じサックスという楽器で頑張っているラビを私は陰ながら応援しているのである。

とはいうもののこのアルバムはなんか煮えきらない。その理由を考えてみたけれど、約半数の曲が2分とか3分とか演奏時間が短いんだよね。この長さでいったい何を表現したいというのだろう。歌謡曲じゃあるまいし。まあ全編を通してオリジナルで、暗めな曲調で統一されている組曲風な楽曲のつなぎの部分と考えられなくもないけれど、ようやく曲に馴染んできたところで終わってしまうので、聴いていて物足りなさを感じてしまう。
というわけで本作は失敗作。おそらくラビは音楽的に悩んでいるのではないかなぁ。フレーズ的に父親から脱却したいと思っていながらもなかなかそうもいかなくて、少々ジレンマを感じているのかも。意識しないようにすればするほどそのことが頭から離れなくなってしまうんだよね。そんなときには他人のバンドやセッションに積極的に参加したりして、ただひたすらに吹きまくりましょう。そうすれば小さな悩みも吹き飛ぶし、次の段階も必然的に見えてくるではないかと思う。

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Jesse van Ruller(G)
Frans van der Hoeven(B)
Martijn Vink(Ds)
Jos Machtel(B 5.6)
Joost van Schaik(Ds 5.6)

ジェシ・バンは若手ジャズギタリストのなかでは最も好きな一人である。
デビューからずっと追い続けているのだが、基本的にはオリジナル中心のかなりとんがったサウンドを聴かせてくれる。アルバムごとにやっている音楽が少しずつ変わってきていて、次はいったいどういう方向に行くのだろうかという楽しみがあるね。決してひとりよがりのサウンドではないので、聴いていてとても共感を持てるのだ。

そんな彼だが今回のギター・トリオのライブ盤では全曲スタンダードと、まるでセッション感覚の音楽を演っている。(ていうかセッションをレコーディングしたものでしょうね)
こういうジェシもいいなぁ~!いつものとんがったところはみじんもなく、非常に心温まるギターを弾いているのだ。それにしてもやはり上手い!上手すぎる!!このツボを心得ているギターは流石ですな~。
このライブ盤、雰囲気的には昔のジム・ホール・トリオ(ドン・トンプソン、テリー・クラーク)に似ているといえば往年のジャズファンにもお分かりと思う。
最近のジャズをあまり聴かなくなった方はぜひ聴いて見てください。

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