Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。


Stephane Guillaume(Sx,Cla)
David Venitucci(Accordion)
Nelson Veras(G)
Stephane Huchard(Ds)
Minino Garay(Per)
Christophe Wallemme(B)
David Linx(Vo)4,8
Daniel Mille(Bandonion,Accordina)4,11

Prysm(別項)解散後ベーシストのChristophe Wallemmeがリリースしたリーダー作(04年)である。
実はこれ、プリズムの記事を書いている時にネットで調べていて偶然発見し即注文したもの。
彼もやはり変拍子が好きなようで曲の大半は変拍子である。こうして元プリズムの3人のその後の演奏を聴いて見ると、いかに似たもの同士が集まってプリズムというとんでもなくカッコいいバンドができていたのかが分かって面白い。
Bethmann(別項)がE.S.P以降のマイルスのようなサウンドに近いのに比べれば、こちらの方は民族音楽的(スパニッシュ、シャンソン、中近東音楽)なものをジャズに上手く取り込んでいる感じかな。同じベーシストのアビシャイ・コーエンのアルバムのようなサウンドに近いだろうか。
それにしてもこのCDは録音がいいね~。特にアコギとアコーディオンとベースソロがとても生々しくて、音の快感を味わうことができる。音楽的にはそれほど「いいっ!」て感じではないが、この録音の良さだけで私は満足ですな。すごく得した気分になってしまった。あとこのドラマー、異常にカッコいいっすな。

これでプリズム関連はひとまず終了かな。でもまた再結成される可能性が大なので、今後も輸入盤情報からは目がはなせないだろうな。それにしてもフランス人の名前は覚えにくいね。

--EDIT--



テリー・ボジオ(別項)、ビニー・カリウタ(別項)の後釜として後期のフランク・ザッパのバンドに加入(例によって厳しいオーディションをパスして)し、それがデビューである。
その後アラン・ホールズワースのバンドに加入。歴史的名盤「ロードゲームス」以降はずっとホールズワース1本でやって来た人。ライブ映像「東京ドリーム」の頃からホールズワースと一緒にずいぶんと来日している。(これらのライブを見た方はチャドのあまりの凄さにぶっ飛んだことでしょうね)
それ以外ではリーダーアルバムを3枚出しているが、彼の活動はそれだけなのでおそらくほとんどの方はチャド・ワッカーマンの名前すら聞いたことがないのではなかろうか?

彼のドラミングはフレーズの引出が豊富でダイナミクスな広さがあるといったところだろうか。
それと、音符を細かくして小節を埋め尽くすのではなく、むしろ音数を少なくして空間をうまく利用するというとても知的なドラミングが特長かな。でもそれはシンプルという意味では全くなく、フレーズそのものは「なんでこうなるの?」と思うぐらいに複雑なリズムになっている。野生派のデニチェンとは対極を成すドラマーだね。

おススメ盤はホールズワースの一連のアルバムと、自己のリーダー作の3作目「スクリーム(99年)」。
ドラマーズ・ドラマーとしてドラムファンにはぜひとも聴いてもらいたいものです。

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Adam Rogers(G)
Chris Potter(Ts)
Edward Simon(P)
Scott Colley(B)
Clarence Penn(Ds)

私がアダム・ロジャースを知ったのはCriss Cross盤のリーダー作Art Of The Invisible(01年)から。
同レーベルからはAllegory(02年)も出ていて本作品が3作目(05年)である。メンバーは1作目からずっと不動(クリス・ポッターのみ2作目からの参加)である。アダムは逆にメンバーのスコット・コーリーとクラレンス・ペンのリーダーアルバムの方にも参加している。
その他にはランディ&マイケル・ブレッカー、ビル・エバンス、カサンドラ・ウィルソン、ノラ・ジョーンズ、デニス・チェンバース等のコンテンポラリー・ジャズ系のアルバムにも参加しているが、デニチェン(別項の新譜)以外のは影が薄くてほとんど印象に残っていない。ギターが前面に出てきていないからかな。
調べて見たら00年にマイケル・ブレッカー、02年に小曽根真(ペン絡みか)で来日しているようだ。04年にはマイケル・ブレッカーのQuindectetでまた来日し、このときのライブはTVでも放映されたので録画している。(これまたほとんどマイケルのワンマンプレーだったのでギターは印象に残っていない)

アダムの1作目はスタンダード中心、2作目と本作品は全てオリジナルである。やっている音楽はちゃんとしたジャズだがバップ系ではない。
この人の曲ってとてもオリジナリティがあるのではないだろうか。なかなかいい感じ。静~動までの全ての曲作りにおいて彼の音楽的なポリシーが感じられるね。
フワッとした音色はパット・メセニーっぽいし奏法的にも似ているところがあるが、それにも増してパット・マルティーノに近い部分も多分に持っているようだ。アドリブでコードを弾くことはほとんどなく、単音でぐいぐいと迫ってくるスピード感といったらたまらないね。指が動くうごく! かなりのハイテンション。歌心がどうこうというよりもテクニックで聴かせる人だね。

彼のリーダーアルバムは輸入盤しかないので、日本ではまだまだ知名度が低いのではないかと思うのだが、ギタリストファンは絶対に要チェック!特にマルティーノが好きな人は是非とも聴いて見てはいかがでしょうか。
ギターシーンがアダム・ロジャースという名前で埋め尽くされる日が来るのもそんなに遠くないような気がするといえば大げさかな?

--EDIT--

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