Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Stefano Bollani(P)
Jesper Bodilsen(B)
Morten Lund(Ds)

彼のボスはエンリコ・ラバで、今でもラバのグループで活動しているが、本当に自分がやりたい音楽は自己のアルバムでやっているようだ(当たり前か)。今回のはその新譜。
ヴィーナス盤にも2枚吹き込んでいるので、日本でも結構名が知れてきていることと思う。
最近のイタリアのピアニストで好きなのは、1番がアントニオ・ファラオで2番目がエンリコ・ピエラヌンツィ、そして3番目がこのボラーニかな。ファラオがハンコック系でぐいぐい押しまくるスピードタイプなのに対して、ピエラヌンツィやボラーニは4ビート主体ではあるも結構リリカルなこともやるタイプといえば分かりやすいだろう。あとジョーイ・カルデラッツオもイタリア人なのかな。だとすればダントツの1番です。

本作品はどちらかと言えばそのリリカルさ(というか静の部分)を表面に出してきていて、かなりアルペジオ系も入っている。
ヘタすればこういう演奏はただ単に耳障りがいいだけのサウンドで終わってしまいがちなのだが、ドラムスのモーテン・ルンドが最初は神妙に叩いているも途中から飽きてきて、結構遊んでくれたりするで救われている。やはりドラムスが活躍すると曲にメリハリがつくんだよね。これって大事なところだと思う。

いつも本場アメリカのドジャズばかり聴いている方にとっては、たまにはこういうヨーロッパテイストのものもいいでしょう。

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フランク・ザッパのドラマーであったビニー。ザッパのオーデションで変拍子のむずかしい譜面を渡され、それを難なくこなし合格したそうである。他にテリー・ボジオ、チャド・ワッカーマンなどもその口だ。ザッパの音楽はそんなに好きな方ではなかったが(難解で訳が分からない)、ドラマーが凄いので当時は一生懸命勉強したものである。実践では全く役に立たない5連符や7連符などや4/4拍子を5で割ってみたりとかまるで数学でしたヨ。
ザッパ学校卒業後、ボジオはミッシング・パーソンズなどのロック系へ(フュージョン系としてはブレッカーズの名盤ヘビー・メタル・ビーバップぐらいかな?)、チャドはこれまた難解なアラン・ホールズワースへと進む。そしてビニーはといえば、しばらくの間はその譜面の読解力を買われてかスタジオミュージシャンとしての仕事が多かった。ポップス系などのアルバムにも結構入っているハズ。GRPレーベルからかな、久々に「こっちの世界に戻ってきてくれた」と思ったのは。
オマーの後任としてスティングのバンドで活躍した後は、リーダーアルバムをリリースしたり、Jing Chiという名前は変だが音楽的には最高にカッコいいバンドで演ったりと、幅広い活動をしている。

彼はレギュラーグリップ派の中でもウェックルのようなしなやかなフォームとは違い、二の腕から指先までかなり力を入れて叩く人である。手首のスナップもあまり効かせないし。まるで親のかたきかというほどのスネアのショットやタム回しなど非常にパワフルである。
他の人がこんな奏法をすれば1分も持たないかもネ。

おススメ盤としては2003年のJing Chi/Live!
他のメンバーはロベン・フォード(G)、ジミー・ハスリップ(B)です。

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テリ・リン・キャリントンを初めて聴いたのは80年代の後半、ニールス・ラン・ドーキーのデビュー盤The Truthであった。このモンマルトルのライブでのテリ・リンは、荒削りでありながらも情熱的なドラミングでフロントを鼓舞していたものである。このアルバムで女性のジャズドラマーというのを初めて聴いたのであるが、あまりの上手さにショックを受けたのであった。なんでも11歳でバークリーの奨学金を受けたとの事。天才だったわけだ。
その後、シンディ・ブラックマン(女性版トニー・ウィリアムス、最近はジャズ以外にレニー・クラビッツでも活躍中)や最近ではキム・トンプソン(ケニー・バロンとかと演ってます)、アリソン・ミラーなど女性ジャズドラマーはわずかながらも増えて来ている。今やジャズも性別なんて関係のない時代なんだよね。ピアニストだっていっぱいいるし、SaxやTpとかあらゆる楽器に進出しているしね。

私が生テリ・リンを見たのは数年前、大西順子の女性だけのトリオでだった。
ハンコックとかとフュージョンをやっている時とは違い、もろ4ビートジャズだったのだが、その切れ味のよいドラミングはデビュー当時と比較にならないほど進化していてホントに凄かったな~。
それにしても大西は再起不能なのかな?また聴きたいです。

新譜でのおススメは去年発売のStructure(輸入盤)。特に8曲目、聴けばぶっ飛びますヨ!

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