Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Milt Jackson(Vib)
Hubert Laws(Fl)
Cedar Walton(P)
Ron Carter(B)
Steve Gadd(Ds)
Freddie Hubbard(Tp)B2
Herbie Hancock(P)B2
Billy Cobham(Ds)B2

実はMJQのアルバムは一枚も持っていない。昔はあの「室内楽」的なサウンドとコニー・ケイのドラミングがたまらなく嫌いだったんだなぁ。年を取ったせいか最近ようやく聴けるようになってきたが、まだアルバムを買うところまでは至っていない。そんな私だけれども、個人としてのジョン・ルイスとミルト・ジャクソンは昔から好きで、彼らのリーダー作はずいぶんと買ったな。
ミルトの私的ベストがこの「グッドバイ」である。74年に発表されたCTI盤なのだが、まずはメンバーが凄いよね。まあ、なにもこのアルバムだけではなくCTIレーベルやKUDUレーベルはどんなのでも豪華メンバーでやっているんだが。
ミルトの音ってとても暖かいんだよな。ゲイリー・バートンと比較すればビブラートの掛け具合が若干大きめなのかな。それとマレットのタマが大きめでしかも柔らかかったような。このバイブの音色だけで何となく心が和むのは私だけだろうか?
スティーブ・ガッドの4ビートを初めて聴いたのがこのアルバムだったのだが、なんかエルビン・ジョーンズをうんと洗練したようなドラミングで私をあっという間に虜にしたっけな。
で、この頃からガッド集めがスタートしたわけだ。何度も書いているが当時のガッドはカッコ良すぎだよ!!

このあとの作品「オリンガ」の頃来日したミルトを観に行ったのが初めての外タレ体験だったかな。
うん?同じ頃マックス・ローチも観ているぞ。どちらが先だったのかもはや記憶が定かではない(苦笑)

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アレックス・リール(1940年生まれ)はデンマーク人である。
私が初めて聴いたのはジャッキー・マクリーンのLive at Montmartre(72~3年、スティープルチェイス盤)だったと思が、これはコペンハーゲンにあった(今もあるのか?)カフェ・モンマルトルにマクリーンが来た時のセッションの模様をレコーディングしたもの。そこのハウスドラマーがリールじゃなかったかな。ちょっと記憶が薄れているがケニー・ドリューやニールス・ペデルセンやアルバート・ヒースとかもハウスミュージッシャンだったような?ちなみに、当時のカフェ・モンマルトルにはかなりのミュージシャンが来てライブ・レコーディングしているので、誰でも一枚ぐらいは持っているかも知れないね。

リールは65年のデビュー以来デンマークのトップドラマーとして現在までずっと活躍しているのだが、最近のものはほとんどが輸入盤でしか聴くことができない。私などは97年に本格的に輸入盤を買い始めるまでは彼の存在を忘れていたほどである。
98年に発売されたリーダー作Unriel(Stunt盤)を聴いて彼を再認識、その後のリーダー作はほとんど持っているし、ヤン・ラングレンやマッズ・ヴィンディング等とやっているのもずいぶんと持っているが、最近の彼はちょっと荒削りながらも繊細なドラミング(どういうこっちゃ)でとてもいい感じになっている。年を感じさせない若々しいプレイをしているよね。さすがデンマークの重鎮ってとこかな。

最近のもののおススメは自己リーダー作のWHAT HAPPENED? (05年)。いつも利用しているH○○通販になくて私は未だ入手できずにいるのだが、ちょっと試聴した限りではかなりいい出来だと思うね。

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Wayne Shorter(Ts,Ss)
Danilo Perez(P)
John Patitucci(B)
Brian Blade(Ds)

02~04年にかけてのショーター・バンドをライブ収録したもので、前作Footprints Live!(02年)よりも後の演奏を聴く事ができる。
ここで繰り広げられている音楽は、テーマ~アドリブ~テーマなんていうありきたりな音楽展開ではない。曲は簡単なモチーフのようなものだけで、それがどう展開していくかは本人たちもやってみなければ分からないほどのスリリングさがある。よほど4人が神経を研ぎ澄まして相手の出方を見ていないとこうはならないハズで、まさに真剣勝負そのもの。
ショーターの特長であるミステリアスなサウンドと空間を利用した音数の少ないサックスの奏法は最近更に凄みを増してきたのではないかな。テクニック的には高速フレーズのブレッカー等の方が上なのは誰がみても明らかなのだが、ショーターを聴いていると音楽はテクニックばかりではないのだということをいやが上でも思い知らされる。現在70歳ちょいだと思うが、老いてなおこれだけ創造性のあるミュージシャンが他にいるだろうか。とても恐ろしい人だよね。
東京JAZZ2002で生をご覧になって感じた方もおられるだろうが、このバンドの静から動へのダイナミズムの表情の豊かさはブライアン・ブレイドのたまもので、彼がいるからこそこれだけの躍動感が生まれてくるんだよね。そしてほとんど定型ビートを刻まないかっこよさ。もしもありきたりな8ビートや16ビートをやっていればサウンドがとても陳腐なのもになっていただろうな。
ペレスとパティトゥッチはこのヘタすればやりようのない音楽で、ショーター以上に「ショーター色の濃い」サウンドで色をつけている。かれらのイマジネーションの豊かさと、このバンドに注いでいる情熱は並大抵のものではないな。特にパティトゥッチなんかは今年のチックのエレクトリック・バンドのツアーを断わっているほどだものね。

本作品は前作Footprints Liveと並び、ショーターの最高傑作であると同時に、ジャズの歴史の1ページにしっかりと刻まれるのではないかと思っている。

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