Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



小池修(Ts,Fl)
青柳誠(P)
納浩一(B)
大坂昌彦(Ds)

私が日本で最も好きなバンドEQの第3作目が早くも登場した。
この日本最強のジャズ集団はとにかく「凄い!」の一言につきますな。テクニックはもちろんのこと、各人のオリジナル曲のカッコいいこと。
去年の東京JAZZ2004のインタビューに答えていたのだが、ステージ上には楽譜は一切持ち込まないとのことだった。確かにステージ上には譜面台が立っていなかったな。楽譜を見ながらの演奏だとメンバー間のコミュニケーションが取りづらいんだよね。
それにしてもよくもまあこんな難解な曲郡を暗譜できるもんだ。各人ともそれぞれ他のバンドでも活動しているとても忙しい人たちで、EQとしての練習はあまり出来ないはずなのに・・・きっとかなり頭のいい人たちなのでしょう。

大坂はデビュー当時から私のアイドル。彼のドラミングは、フロントに絡んで行く時やドラムソロなどは、まるでジェフ・ワッツを思わせるような高度なフレーズを駆使していて、全く日本人臭さを感じさせないんだよね。バークレー出身という事と天賦の才能がその要因だろう。今のところ日本のジャズドラマーとしては、本当に世界に通用するただひとりの人間ではないかなと思っている。

納(さん)とは、以前ライブで我が地方に来た時に3~4曲ほど一緒にセッションさせて頂きました(吉岡秀晃がピアノです)。それは私がプロミュージシャンとやった初めての体験。びびりながらも気持ち良く演奏できたな~。終わってからすごく褒められたりして、そのときの経験が今でも生きています。失敗を恐れず自信を持って叩けば何も怖いものはないんだとネ。

本作品ではエレクトリックな部分が前2作に見られなかったところ。
曲によってはエレピ、エレベ(バニー・ブルネル風でいいね~)を使用しており、EQとしてやりたい音楽の全容が徐々に見えてきたかなってところがある。この人たちはアコ系もエレキ系も両方できる人たちだからね。60年代のマイルスサウンドやチックのRTFがちょっと見え隠れしているが、音楽的に今後はどういう方向に行くのか非常に楽しみ。

今年の日本人のジャズアルバムではおそらく最高傑作だと思うのと同時に、EQとして早く全世界にはばたいていってほしいものです。彼らならどこに行っても通用しますよ!!

--EDIT--

オーディオマニアによくあるタイプで、オーディオにはとんでもないほどお金を掛けるがCD(LP)はほんの数十枚しか持っていないという人たち。で、いつも同じCDの同じ部分ばかり聴いて「ああでもない、こうでもない」とオーディオ関係をとっかえひっかえやって音をチェックしている。それだけのためにソフトを買っているんだね。
このような人たちを「音聴き」という。音楽としては全く聴いていないのである。
ハッキリ言って、私はそのような人たちとはお友達にはなりたくないネ。

逆に10万円くらいのステレオで20年以上も聴いていて、そのCD+LPの数たるやなんと10,000枚以上。
完璧な「音楽聴き」だね。この人は実際に私の地元に住んでいる人で、もちろん友達である。

私はと言えば、CD3,500枚以上、LP約600枚(処分する前は1,500枚ありました)所有しているので、もちろん音楽聴きだと思うのだが、その割にはオーディオにもかなり金が掛かっていたりして。
「いい音楽をいい音で聴く」がモットーだからしょうがないんだよね。

私も昔はオーディオの泥沼にどっぷりとハマっていた時期があったので、オーディオマニア(音聴き)の気持ちも分からないでもないが、それにしても「木を見て森を見ず」のような事ばかりやっていれば、いつまで立っても出口が見つからないんだよね~。
早く出口を見つけて音楽そのものを聴いて欲しいものであります。


--EDIT--



4~5年前、ジャン=ミシェル・ピルクの輸入盤Live At Sweet Basilで初めてジャンというピアニストの存在を知った。スタンダードナンバーまでが崩壊寸前(フリーの一歩手前)になるような自由奔放な演奏に久々に音楽的な感動を受けると同時に、3人の恐ろしいほどのテクニックを駆使した非常に高度なインタープレイに衝撃を受けたのだった。なんともはや凄いピアノトリオが現れたものだと。(この時はまだドラマーの名前はおぼえていない)
間をおかずケニー・ワーナーの「フォルムと幻想」(DIW盤)が発売になる。これがまたジャンと似通った音楽的な切り口で私は完全にノックアウト。それにしてはこのドラマー、どっかで聴いたことがあるなと思い調べて見たらジャンのトリオでも叩いているアリ・ホーニッグだったのである。

彼はジャンとやっているのでヨーロッパのドラマーだと思っていたらアメリカ人だったのですね。最近知りました。
ドラミングの特長としては、独自の発想によるフレーズでフロントに敏感に絡んで行くタイプ。
今までのドラマーの誰にも似ていないんだよね。そういう点では別項のビル・スチュワートと共通しますな。2人を聴いているとジャズドラムもまだまだ新しい奏法があるんだなと思うネ。

去年発売の小沼ようすけ「The Three Primary Colors」はリチャード・ボナとアリとのトリオ。
ここでのアリは残念ながら私にはやっつけ仕事に思える。だいぶ手を抜いている、というか音楽的に合わないんではないかな~。彼には決まりきった固定ビートよりも、もっと自由に叩いてもらったほうがいいんだよね。
それにしても小沼くんはアリの存在をどこで知ったのだろう?

最近のもののおススメ盤は自己リーダー作のThe Painter(輸入盤)、1曲目のI Mern YouからラストのSummertimeまでアリがフルスロットルで突っ走っていると同時にジャン(今回はサイドメンとしての参加)が久々にぶち切れてくれています。

--EDIT--

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