Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Don Friedman(P)
Ron carter(B)
Omar Hakim(Ds)

グレート、スーパー、ヨーロピアン、アメリカン、ニューヨーク、ロマンチック、スイート、スタンダード・・・なぜか日本企画のピアノトリオに多くついている言葉。今回はなんとビップである。あまりこういうのは必要のない気がするのだが・・・

ドン・フリードマンといえば「サークルワルツ(62年)」というほどタイトルとジャケットがすぐに思い浮かぶのだが、実はそれ以外の昔のものはほとんど記憶がない(買っていない)んだよね。サークルワルツでのちょっと硬質でフレーズにかどが立つようなピアノはとても知的で、奏法的にはエバンスのような感じだったな。(ベースがチャック・イスラエルなのでエバンス風に聞こえたのかも?)
それから40年後、日本のエイティエイト・レーベルがドンのレコーディングを行ない、1作目(02年)から毎年リリースし本作品は4作目にあたる。これらは全部買っているし、他にChiaroscuroレーベルからリリースしたHot House(04年)も持っている。

今のドンは昔の面影は全くないって感じかな。どれを聴いてもずいぶんと丸くなったようで。でもクセがなくなった分聴きやすくはなっている。
今回はDsは前作と同じオマー・ハキムでBがパテトゥッチからロン・カーターに入れ替わっている。曲は前作同様全曲スタンダードなのだが、私としてはサークルワルツのイメージが強いのでオリジナルも何曲かはやってほしかったな。
好みで言えば間違いなく前作の方。パテトゥッチは結構ピアノに絡んでくるのでまさにインタープレイって感じなのだが、ロンはそんなことをしないで一人黙々とやっているからね。いつもながらのことだが音程もちょと悪いし。
オマーは相変わらずのフュージョン系ジャズドラミング(?)で張り切っておりますな。単純明快なフレーズが多く耳コピーしやすいので、アマチュアドラマーたちのいい手本になるかも知れないネ。特にドラムソロは盗みやすいフレーズがいっぱい出てくるのでとてもタメになるだろう。
ただ、わたし的にはもっとジャズの臭いがプンプンするドラミングのほうが好きなんですがネ。

老いてなお盛んなドン・フリードマン、これからも応援していますよ!

--EDIT--

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ネット上にいい写真がなくて苦労しました。結局、5年前にライブを見に行ってビデオカメラで撮影していたものをメモリースティックに移し、それからパソコンに取り込んで更に編集するというかなりの手間をかけたのだが、その割りに写真がちょっと荒くてすみません。

さてジョー・ファーンズワースである。
彼はエリック・アレキサンダーの大親友で、エリックがらみのレコーディングにはほとんど参加している。そのおかげで有名になったようなところもあるかもしれないね。
ドラミングとしては昔風な典型的なバップドラマーという感じでマックス・ローチ節が随所に出てくる。
現代のドラマーでは数少ないタイプなので今やバップ系のジャズメンたちから引っ張りだこ。
50~60年代を愛する往年のジャズファンも彼のドラミングだったら全く違和感なく聴けているんではないだろうか。

それにしても写真のライブは楽しかったな。とある会場でのエリック・アレキサンダー・クァルテット(他のメンバーはハロルド・メイバーンとナット・リーブス)のスペシャルライブだったが、彼らは演奏前から飲むは食うはのどんちゃんさわぎで、ボトルがあっというまにカラになっていたな。
で、ベロンベロン状態でステージに上がったのだが、演奏が始まったとたんに人が変わったようにシャキッとして素晴らしいライブを披露してくれたのである。最後にやった超アップテンポの曲チェロキーまでお客さんを楽しませてくれたのは言うまでもない。
演奏後ジョーは私に「あそこにいる女の子を紹介してくれないか」とか言っていたようだが、英語が苦手な私が「ユー、ゴー!」と手振りを交えて言ったら自分でアタックしてましたな。
その後、寺島さんの記事でも同じようなことが書いてあって、「ああ、ジョーはどこにいってもやっているんだ」と思わず笑ってしまったもんです。
4人とも全然気取らないとてもいい人たちでした。

ジョーのリーダー作は2枚出ていて、Criss盤のBeautiful Friendshipとエイティエイト・レーベルのIt's Prime Time。
どちらもリーダーだからといっても変にでしゃばることなく、いつもと全く変わらない演奏で私を楽しませてくれます

--EDIT--



70年代、ナベサダがリトナー、グルーシンとやっっていた頃から次々と日本のフュージョン・バンドが登場。その中でもカシオペアのアルバム「サンダーライブ(80年)」には思い切り衝撃を受けたね。こんな凄い日本人バンドがいよいよ出てきたのかと。当時ガッド・フリークだった私にとてもショックを与えてくれたのがそのバンドの神保彰。ここまでガッドをコピーできるドラマーがいたとは・・・天才ドラマーが彗星のごとくあらわれたって感じだったな。その頃フュージョン系の音楽をやっていたドラマーはポンタぐらいだったからね。

カシオペアはその後のロス録音でハービー・メイスンの悪い指導(?)を受け音楽的に段々ダンサブルな方向に変化。ハードフュージョン・ファンの私が次第に離れていくと同時に日本ではスクエアと並んで大ブームを巻き起こす。
私がカシオペアを生で見たのは崩壊寸前の時、89年頃かな、我が地方に来たんだよね。(文化会館の中ホールにお客さんが100人もいたろうか。それぐらい飽きられていた頃です)私はもちろん一番前の席で「じんぼー!」と太い声を張り上げたことはいうまでもないが、やっぱり凄いドラマーだったな。その頃は彼はすでにガッドは卒業しさらに複雑なウェックルに変身しとりました。

その後カシオペアを脱退(というか元々サポートドラマーとしての参加だったようですが)、同じ釜の飯を食ってきた櫻井とジンサクを結成しラテンフュージョン系のとてもいい感じの音楽をやったり、熱帯ジャズ楽団に参加したり、一人でワンマンオーケストラをやったり、またカシオペアのサポートをやったり、ブライアン・ブロンバーグとJB Projectを組んだり、則竹裕之とユニットを組んだりととても忙しく活動している。
フュージョン系の日本人ドラマーとしてはいまだに彼の右にでる者はいませんね。

最近のもののおススメはJB Projectの「Brombo2」、相変わらずの高度なテクニックで私を魅了させる。
音楽的にはとても聴きやすいのでどなたにもおススメできます。

--EDIT--

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