Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Wess Anderson(As)
Marcus Printup(Tp)
Aaron Parks(P)
kengo Nakamura(B)
Rodney Green(Ds)
Guest.Makoto Ozone(P)

1980年前後のジャズ界。猫も杓子もはたまたベテラン・ジャズメンまでもがフュージョンに向かっていて(中には単なるムード音楽のようなくだらないフュージョンもあっった)、ジャズはこれからいったいどうなってしまうのだろうと危惧したものである。そこに出現したのがウィントン・マルサリス。彼のおかげで飽和状態だったジャズが一度リセットされたのだった。「もういちど歴史のある4ビートジャズを見直そう」というジャズの回帰化である。これが多くのジャズファンから大絶賛を浴びる。
それにあわを食ったのがフュージョンを演っていたベテランたち。目がさめたように次第にジャズに戻っていった。
ウッドベース界もその頃からちょっとした変化が生じる。それは音である。
それまでの主流は、アンプ臭い音(ゴムを伸ばしたような感じかな、ロン・カーターやエディ・ゴメス系の音で、弦高も低くしているのかもしれない)だったのであるが、マルサリス・クァルテットでのボブ・ハーストのおかげか、その後はブン、ブンという太い音に変わる。これも回帰化であろう。
そういう音的な代表としてはクリスチャン・マクブライドが挙げられるが、中村健吾もまたその一人である。(というか最近の人はほとんどがこのタイプです)

このCDは健吾の最新アルバムなのだが、図太いベースに乗りごく当たり前のジャズが繰り広げられている。彼の音楽に取り組む真摯な姿勢と人柄の良さで、今後も本場NYでの活躍を期待しよう。
(ちなみに私は椎名豊のトリオで彼を見た事があります)

--EDIT--



スタン・ケントン楽団出身で、ウェザー・リポートで一躍有名になったアースキン。
第一期(ビトウス=ムザーン他)以降定着していなかったB、Dsがジャコとアースキンの加入で固定化され、そのときの最高傑作が8:30である。去年、同時期(1978年)のドイツライブがDVD(輸入盤)で発売されたのでご覧になった方もおられるであろう。アクセル全開で、しまいには上半身裸になっちゃったりして、若いよね~。あっ、髪もフサフサしております。
WR脱退後はジャコのビッグバンドに参加、日本にも来日しおおいに盛り上がりその模様はTVでも放映された。(つい最近、別映像がDVD化されたようです)

アースキンを生で見たのは第二期ステップス(マイク・マイニエリ、マイケル・ブレッカー、ドン・グロルニック、エディ・ゴメス、アースキン)の公演で地方に来た時。アルバムとしてはパラドックスの時代。
このライブは私の見た中でもベスト3に入るのではないだろうか。あこがれのメンバーだったし、とにかく熱い演奏でしたネ。

最近の彼は自己のレーベル(Fuzzy Music)でいろいろ演ってるが、年と共にパワフルさはすっかりと影を潜め、むしろ非常に繊細で味わいのあるドラミングに変化して来ている。体も太って来ているし無理をしないよう気をつけているのかも知れない。それでもいざという時はズバッと来ますが。

おすすめとしては去年発売のダイアナ・クラールのDVD。円熟の域に達しつつあるアースキンのドラミング、なかなかいいですよ~!

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John Swana(Tp)
Bootsie Barnes(Ts)
Larry Mckenna(Ts)
Sid Simmons(P)
Mike Boone(B)
Byron Landham(Ds)

オランダのCriss Crossレーベルは新人発掘を得意とするマイナーレーベルで、そこが私の「新しい人の演奏を聴きたい!」という欲望にみごとに合致していて、1130番から最新の1262番までのすべてのCDを所有している。まさにレーベル買いってヤツである。全CDともプロデューサーはGerry Teekens(この人が社長なのかな?)、録音はMax Bolleman、録音場所はN.Yと一貫している。で、ヨーロッパのレーベルにもかかわらずなぜかアメリカのミュージシャンのを一生懸命だしていて、しかもあくまで4ビートジャズが基本と首尾一貫している。きっとジャズは本場N.Yでってことでしょうな。
上記メンバーで名の売れているのはリーダーのジョン・スワナぐらいのものかな?それだって日本盤でなにか出たって記憶はないので、ほとんどの人が知らないでしょうネ。
有名だからうまい、無名だからヘタってことはないわけで、要は世に出てくるなんらかのきっかけ(チャンス)が必要なんですよ。ヘタでもラッキーなことに一躍有名になっちゃう人もいれば、なんでこの人が無名なのと思うほどむちゃくちゃ上手い人もいる。レコーディングできるだけでラッキーなことかも知れないよネ。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのエリック・アレキサンダーもこのレーベルやデルマークレーベルの出身である。他には、Bill Charlap、David Hazeltine、David Kikoski、Sam Yahel、kurt Rosenwinkel、Jim Rotondiなどこのレーベルから有名になっていった人は結構いて、私などは「みんなが知る前から知っていたよ~」と鼻が高いのである。これが新譜(新人)買いの醍醐味かな?

このCDのドラマーByron Landhamは絶対伸びますよ!!

--EDIT--

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