Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



キム・トンプソンは2003年にManhattan School of Musicを卒業したばかり。まだ24~25歳かな。
テリ・リン・キャリントン、シンディ・ブラックマン、アリソン・ミラーに続く女性ジャズドラマーの有望株である。
とはいえ、私が所有しているCDでは唯一Kenny Barron/Quintet Images(03年)に参加しているのしか見当たらない。それを聴いたのみでの評価になってしまうがどうかご容赦を。
このCD、2曲目まではごく当たり前の4ビートをやっているキムが3曲目でいきなり本性を現すんだよね。そこでの彼女は何となんと女ジェフ・ワッツなのである。本人が意識して叩いているのかどうかは知らないけれども、私が聴く限りではそう感じた。アタックの入れ方からタム回し、ハイハットの差し込み具合などどれをとってもワッツ節がモロに現れている。
ただ他の曲ではそんなところはほとんど感じられないし、7曲目などはテリ・リンの影響もうかがえたりして、彼女の本質がどこにあるのかはまだ分からない部分も多いのだが、とりあえずはなかなかのテクの持ち主だということは言えるだろう。

去年誰かのバンドで来日もしたようだが、次にどんなメンバーでレコーディングするのか今からとても楽しみにしている。
キムちゃん、頑張ってね!

--EDIT--



Dave Grusin(Key)
Grover Washington(Ss)
Ron Carter(B)
Anthony Jackson(B)
Francisco Centeno(B)
Steve Gadd(Ds)
Ralph MacDonald(Per)
Dave Valentin(Fl)
etc.

ディブ・グルーシンのセカンドアルバム(77年録音)。
ファーストは76年にシェフィールドに吹き込んだ「Discovered Again !」のようだが、この音の良い(ダイレクトカッティング)レーベルのは輸入盤だったし高価だったので私としては聴かずじまいに終わっている。
本作はCD化された時には夕日の中を馬が走っているようなジャケットに変更されていので、もしかしてこのLP(オリジナルジャケット)は貴重盤として今頃は高値がついているのかな?

77年といえばクロスオーバー全盛時代。それまでは作・編曲家として主に映画音楽やTVの仕事で有名だったグルーシンが、同じ西海岸のスタジオ・ミュージシャンであるリー・リトナーのジェントルソウツに参加したりして、ピアニストとしての実力も認められ超有名になっていた頃だよね。
それと忘れてはならないのが75年にエンジニアのラリー・ローゼンと組んでGRPレーベルを設立したこと。アール・クルー(別項)やノエル・ポインター等のアルバムはすでに発表していたグルーシンだが、自己のアルバムはこの頃になってようやくリリース。よほど忙しくて自分のことには手が回らなかったんだろうなぁ。

このLPは聴かなくなってからすでに20年以上も経過しているので各曲の記憶はほとんど残っていないのだが、異様にガッドがカッコいい「モンタージュ」と、ヒューバート・ロウズのサンフランシスコ・コンサートやハービー・メイスンのアルバムですでに取り上げられていた「モダージ」だけは覚えている。特に「モダージ」は昔やってみたかった曲の一つだったね。というか今でもやりたいです。

--EDIT--



Franco D'Andrea(P)
Ares Tavelazzi(B)
Massimo Manzi(Ds)

フランコ・ダンドレア(1941年生まれ)はイタリアのPhilology レーベルからリーダー作を40~50枚も出しているベテランピアニスト。
私が持っているのは98年のJobim、03年の猫シリーズの3部作のみ。あとはイタリアのミュージシャンとかのアルバムにサイドマンとして参加しているのも数枚あるハズ。実はそんなに肩入れしていなくて、気が向けば買う程度かな。

本作は現在のオリジナルメンバーによる新作。
ダンドレアは何らかのテーマを持ってアルバムを作るのが好きなようで、今回はタイトルのごとくオリジナルの1曲を除いては全てバド・パウエルとレニー・トリスターノの曲である。
別項(ライアン・カイザー)でも書いたが、私はジャズに関しては「曲聴き」ではないので、本作の曲名を見てもどういう曲か全くピンと来なかった。もっともバドの曲の中で曲名と曲が一致するのは「クレオパトラの夢」と「ウン・ポコ・ロコ」ぐらいだし、トリスターノにいたっては真面目に聴いた覚えがないので曲名は全然知らないのだがね。
全曲聴き終わって、曲そのものを知っていたのもDescent Into The Maelstrom(トリスターノ)とDawn With It(パウエル)だけとちょっと情けない。
それにしても全曲ともダンドレアのオリジナルのように聴こえてくる。原曲を素材化してしまっているのだろうか?なら分からなくても当然というところもあるのだがね。
演奏はフリーっぽいのあり、16ビート系あり、普通の4ビートありと結構バラエティにとんでいるが、なぜか聴いていて退屈してしまった。いいのはとんでもなくカッコいいのだが、曲によってはフリー的な部分がちょっと多すぎるんじゃないかな。
たとえば5曲目などは、16ビートからフリーに変化するが、なんか意味があるのかね。6曲目の出だしもフリーなので、そのための繋ぎと考えられなくもないが、何となく納得行かないものがある。8曲目(オリジナル)のフリーなピアノソロも必要ないね。
一番気に入った曲は7曲目のDawn With It(パウエル)と10曲目(別テイク)、アップテンポのごく当たり前の4ビート。こんな感じでこのアルバムを統一してくれていればかなりの高評価につながったと思うのだがなぁ。

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