Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Harmen Fraanje(P)
Hans Van Oosterhout(Ds)
Eric Van Der Westen(B)

最近輸入盤でも出始めたSACDとのハイブリッド盤。まだSACDプレーヤーを導入していない私としては今のところはなんらメリットはないが、なんとなく得した気分ではいる。
これは「全員知らない買い」の一枚だが、この人たちはオランダ人だろうか?Vanと付いているからね。(ジェシ・バン・ルーラーはオランダ人なのできっとそうだろう)
ジャケットを見るとポップス系のビートルズ、ピーター・ガブリエル、ニール・ヤング、ポール・サイモン、トム・ウェイツらの曲をジャズにアレンジしてやっているよう。ワクワクしながら封を切る。
1曲目、e.s.t.にそっくりな感じでスタート。「う~ん、こんなやつか。全曲こうだと、こりゃ買って失敗かな」と思っていたら、2曲目は7/8拍子ながらもなかなか軽快なビートの曲に変わる。ここで「失敗でなくてよかった~」と安心する。4曲目は5/4拍子のとてもカッコいいアップテンポの4ビート、この曲でのドラマーはまるでビニー・カリウタ風に叩きまくっていて「こりゃ買ってよかった!」と思う。あとは最後まで曲を飽きることなく楽しめたが、結局元ネタを分かったのはビートルズとポール・サイモンの2曲だけで他のは気づかなかった。かなり凝ったアレンジをしているので原曲からだいぶかけ離れちゃっているようで、どうせカバーをやるんだったらここまで徹底している方が面白かもネ。
このトリオの気になることが一つ。ベーシストが全般的に遅れ気味なんだな。ドラムのビートを聞きながらでも弾いているのだろうか?テンポは自分自信で刻んでいかないとどうしても遅れ気味になっちゃうんだよね。

この手のピアノトリオに「ドクター3」というバンドがあって私はとても好きなのだが、このJazz Pop-Upedもまた好きなバンドになりそうな予感がちょっとする。今後の彼らの活躍次第だが・・・

--EDIT--



Scott Hamilton(Ts)
Bill Charlap(P)
Peter Washington(B)
Kenny Washington(Ds)

若年寄りのスコット・ハミルトンがデビューしてから早や30年、本物の年寄りになっちゃった。と思ったら1954年生まれなので、まだそんなに年でもないんだね。
昔ウエストコースト系のジャズをあまり好まなかった私が彼のアルバムを買い始めたのは99年のblues,bop&balladsからとつい最近のこと。ハリー・アレンもそうだが、恥ずかしながらようやくこの手のサックスの良さが分かるようになってきたんだな。ずっとコルトレーン派で通してきていたのだが、やはり私もだいぶ丸くなって来ているのかもしれない。ボーカルもちょっとは聴くようになっているし。

ハミルトンはコンコード盤であろうがヴィーナス盤であろうが、演奏そのものはいつどこで誰とやっても全く変わらない人なのでコメントする事はほとんどない。いつもの彼がこのアルバムにもいる。
私としてはどちらかと言えばバックのメンバーで楽しんでいるようなところもあるかもしれない。
本作品はチャーラップとダブルワシントンがハミルトンのお相手役。やっぱり私はこのように若手(といってももうベテランだが)がバックを務めている時のハミルトンのアルバムの方が好みかな。
02年のとあるジャズフェスでエディ・ヒギンズ、スティーブ・ギルモア、ビル・グッドウィンというメンバーでの彼を見たのだが正直いってちょっと退屈だったね。居眠りしちゃいましたよ。それに引き換え、まわりの往年のジャズファンの方たちは涙を流すほど感動していたようだけれども。

それにしても最近のコンコードレーベルはこういうスタンダードなジャズ以外にも、パティトゥッチなど新しめのも出していてバランスがよくなったな。ただその中で日本盤がでるのはなぜかスタンダードなものが多いようで、誰の基準で判断しているのかは分からないが全部出してくれてもいいのではないかなという気がするね。

--EDIT--



実はジョン・ゾーンが苦手である。そのアバンギャルドなところが肌に合わないんだよね。ゆえにMasadaやNaked Cityの一連のアルバムはほとんど持っていないのだが、それらのバンドのドラマーがジョーイ・バロン。
そんなわけでバロンをちょっと偏見の目で見ていたところもあったのだが、90年のランディ・ブレッカーの「ライブ・アット・スウィートベイジル」でのまっとうな(?)ドラミングを聴いて彼を見直すことになる。さらに91年のジョンスコのGrace Under Pressureで完全に虜になってしまった。個性的なテクニックもさることながら、多少ローチューニングにしているタイコの音がエンジニアの名手ジェームス・ファーバーによっておそろしくカッコよく録られていたんだよね。とくにバスドラのアタック音がズーンと沈んでいくところはまさに快感だったな。その後のバロンのドラムは、誰が録ってもそんな音で録られるようになっているのはおそらくバロンの指示によるものだろう。
それ以降、彼の4ビート系のやつは結構追いかけていて、ビル・フリゼール、マーク・ジョンソン(バロンとは名コンビでいろんなアルバムで一緒にやっている)、デイブ・ダグラス、パトリシア・バーバー、ジョン・テイラーなどは買っている。あと最近では何と言ってもエンリコ・ピエラヌンツィのピアノトリオの一連のやつかな。真面目に4ビートをやっていながらも時たまアグレッシブなドラミングはかなり個性が強く、逆にそんなところがピエラヌンツィを燃え立たせてくれているようだ。

最近のもののおススメはやっぱりピエラヌンツィでしょうか。去年リリースのLive in Japanがいいです。
あと、思いっきりぶち切れたのを聴きたいのであれば自己リーダー作のTongue in Groove。去年リリースされたが録音は91年とかなり古めでEllery Eskelin(Ts)、Steve Swell(Tb)という変則トリオでの演奏。こちらはごく一部のマニアにしかお勧めできません。

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