Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。

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80年代半ば、当時のGRP(デイヴ・グルーシンとラリー・ローゼンが立ち上げたレーベル)にはとにかく豪華なミュージシャンたちが契約していて、まるで70年代のCTIレーベルの如き勢いがあったんだよね。グルーシンの人柄の良さと、ローゼンの録音の上手さで多くのミュージシャンを引き付けたんだろうな。
チック・コリアもその一人で、あの衝撃的なエレクトリックバンドはGRPレーベルからのデビューである。(以降、自己レーベルのストレッチを立ち上げるまでお世話になっている)
ゲイリー・ノヴァックは90年頃にGRPレーベルの看板スターであるリー・リトナーのバンドに加入。ウェックルやカリウタの影に隠れながらもがんばっていたのだが、その後チックのエレクトリックバンド2にウェックルの後釜として大抜擢され、ようやく日の目を見るようになった。もしかすれば、これは同じレーベル絡みからではないだろうか。
このバンドはチックの飽きっぽい性格のため長くは続かなかったのだが、ここで名前を売ったノヴァックはその後ボブ・バーグ(故人)のバンドに加入したり、あのギター超人アラン・ホールスワーズと一緒にやれるまでに成長したりと上り調子が続いていた。

90年の後半ごろかな?どこかに行ってしまって(ポップス系のほうだろうか?)私の前に姿を見せなかったのは。

久々に現れたのはバイブ奏者ジョー・ロックが作った4 Walls of Freedomというかなりハードなジャズバンド(初期のステップスにちょっと似ています)にボブ・バーグと共に参加したファースト・レコーディング(03年)だった。(これはバーグが亡くなる3ヶ月前の録音なので彼の遺作かも?)
バックで猛然とプッシュしまくるノヴァックはチックのエレバンの頃よりはるかに上達しているし、何よりも4ビート系をこれほど叩ける(音符が細かい!)とは思っていなかったのでとてもビックリした。
04年発売のこのバンドでの第2作目のDear Life(TsはTommy Smithに替わる<別項に関連記事があります>)でももちろん素晴らしいドラミングをしている。

順当にいけば今年第3作目が出るのかな?待ち遠しいったらありません。

--EDIT--

結論を先に言えば、私はCD派である。
なぜか?それは新譜買いだから。LPの新譜はヴィーナス盤などほんの一握りしか発売されていないからね。

でも音的にいえば絶対にLP派なのである。どこがどうと一概には言えないが、やっぱり音がよく感じるんだよね。
タマに無性に聴きたくなる時があるが、アナログプレーヤーを置くスペースがなくて取り外してしまっているし、さらに1年半前に買ったプリにはフォノイコライザーもついていないのでどうにもならなくなってしまった。

もし私が昔のジャズばかりにこだわっていれば、おそらくLP派になっていたのではないかなと思う。
そして、中古レコードを考えられないほどの高い値段で買っているのではないかな?


--EDIT--



TOKU(Flh,Tp,Vo)
日野賢二(B)
小沼ようすけ(G)
秋田慎治(Key)
大槻“KARUTA”英宣(Ds)

ソニーレーベルの3人(TOKU、日野、小沼)にTOKU側から秋田、小沼側から大槻が参加したグループTKY。
TOKUも小沼も今までの自己のアルバムでは見せた事のないようなアグレッシブな演奏でやりたい放題やっている(日野はヒノテルの息子と言うぐらいしか知りませんでした)。やはり若者はこうでないとダメですな。これを聴くと今までのアルバムは単なるつくり物に過ぎなかったように思えてしまう。とくにTOKUは(あっ、洒落風になっちゃいました)甘いマスクに耳当たりのいいフリューゲルホーン、そしてこれまた甘いボーカルと女性にもてもてのサウンドばかりやって来たが、ここではまるで今までのうっぷんを晴らさんばかりにバリバリに吹いている。

聞くところによるとこのアルバムはリハを含めわずか数日で録りおえたそうで、その後の編集作業でもほとんど手を加えていないようだ。なので少々のミストーンがあったりもするが、そんなことには全くお構いましって感じに仕上がっている。
これでいいんですよジャズは。といってもこれはフュージョンなのだが・・・音楽の勢いが大事なんだよね。

去年のフジ・ロック・フェスのTVオンエアを見た時はまだソフト系のサウンドだったが(そんなのばかり放映されたのかも?)、その後に録音された本作品では曲はほとんどハード系。まさに4人のパワーのぶつけ合いである。そんじょそこらの軟弱フュージョンバンドとは格がちがうね。
TOKU、日野、小沼の素晴らしさはもちろん、秋田のハンコック調のKeyもいいし、なによりもKALTAがとても頑張っている。彼は小沼バンドで2回見ているがこんなドラミングはしていなかったな。いよいよ本領発揮っていうところでしょうな。

今年の秋に我が地方にも来てくれることになっているTKYだが、私は今からワクワクしています。

--EDIT--

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