Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Kurt Rosenwinkel(G)
Joshua Redman(Ts)
Brad Mehldau(P)
Larry Grenadier(B)
Jeff Ballard(Ds)3,4,5,8
Ali Jackson(Ds)1,2,6,7,9,10

実は今、Criss盤「Intuit」(98年)と聴き比べしながらこれを書いている。
私はどっちのカート・ローゼンウィンケルが好きなのだろうと。

Verveでは96年から03年まで3枚出しており本作品(04年)が4枚目である。前3作は音楽的に面白くなかったのかおそらく1回しか聴いておらず、私としてはほとんど印象がないんだよね。カートはオリジナル中心にやる人なんだが、どうもその曲があまりジャズっぽくないし暗めのものが多くて好みではなかったんだな。あまり好きではなかったモチアンのエレクトリック・ビーバップのようなサウンドもあったりして。

今回のはオリジナルに若干の当りハズレがあるにしてもなかなかいいね。久々にカートの良さを認識させられたかなって気がする。ちゃんとジャズをやっているし、全曲通して聴いても飽きない構成になっている。もっとも、これだけのメンバーだから悪いハズはないわけで、特にジョシュアとメルドーはさすがにいい仕事をしてカートの音楽に色を添えているね。
曲として好きなのは5曲目と10曲目、どちらももろ4ビートだがカッコ良過ぎます。全曲こんな感じだとなおさらいいんだがな~。
一つだけとても気にかかるのは全編に渡るカートのメセニー風なギターの音色とフレーズ。
よほどのメセニー・フリークなのだろうか?カートほどの実力者ならば、出来れば自分なりのカラーで弾いてほしいんだがネ。

結果的にはCriss盤の方が好きかな?(微妙なところですが) このレーベルの掟である「4ビートが基本」という約束ごとをふまえた上で、スタンダードを中心とした曲でカートは無心にアドリブそのもので勝負をかけている。そして、そのギターにはメセニー臭さはほとんど感じられず、ちゃんと自分のフレーズで弾いているところ。こんなカートに好感が持てるんだよね。
彼にしてみれば、「こんな当たり前の4ビートジャズなんかもどかしくてやってられないよ」って感じでCrissレーベルには1作しか残していないのかもしれないが・・・

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Esbjorn Svensson(P)
Dan Berglund(B)
Magnus Ostrom(Ds)

スウェーデンのエスビョルン・スヴェンソン・トリオはすでにアルバムを10枚ぐらい出しているんだな。
私としてはこれが3枚目だが(他にDVDも1枚持っています)全部揃える気は更々ないですな。
単調なDsのリズムに乗っかって、ピアノとベースが進行していくというパターンがほとんど(タマにベースにエフェクターをかける)で、私としては恥ずかしながらどのアルバムも又どの曲を聴いても全く同じに聴こえてしまうんだよね。
時たまハッとするようなとても素晴らしいフレーズが出てきたりしてスヴェンソンのピアノはかなり上手いのはよく分かる。さすがにキース・ジャレットが認めるほどの実力を持っているし、またトリオとして去年「ヨーロピアン・ジャズ賞」をもらったというのもうなずけるんだが、個人的にはサウンドが肌に合わないので「だからどうした?」って感じかな。
私としては、ヨーロッパジャズの最も悪い部分が凝縮されている典型的なピアノトリオとまで言い切ってしまおう。なにも4ビートだけがジャズではないのだが、クラシック音楽の流れを汲むような空間をうまく利用した典型的なヨーロピアンサウンドは、昔からECMレーベルとかでさんざん聴いてきたから飽きてしまっているんだよね。逆になぜ今頃このようなサウンドがもてはやされているのか不思議でならない位だ。
まあ、ファンの方々とって見ればいろいろと反論もおありでしょうが、あくまでも私の勝手な主観なのでどうかお許し願います。

6月に来日するので熱狂的なファンの方々はぜひ観に行きましょう。

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グレゴリー・ハッチンソンを初めて聴いたのはジョー・ヘンダーソンのラッシュ・ライフ(91年)、その後ロイ・ハーグローブ、ジョシュア・レッドマン、アントニオ・ハートらのアルバムでも耳にして、そのとてもやんちゃなパワー感あふれるドラミングで、もう一流ドラマーの仲間入りしていたのである(私的にはですが)。グレッグがまだ20代前半の頃だったね。ジャズの本場アメリカは実力の世界、新人などは余程のテクニックと強運を持っていなければなかなかメジャーデビュー出来ないのだが、彼は幸運にも若くしてデビューできたわけだ。フィリー・ジョー・ジョーンズを尊敬していてThe Manhatten School of Musicでケニー・ワシントン、マービン・スミッティ・スミスらと習ったそう。ジャズドラムの王道をきちんと勉強してきた人なんだね。
(93年にハーグローブのバンドで我が地方にも来たのだが、見る事ができなくてとても残念!)

その後レイ・ブラウンのトリオにジェフ・ハミルトンの後釜として迎え入れられ、今までのグレッグのドラミングでは聴くことが出来なかったファンキーさやしっとりと落ち着いた部分も聴かせてくれたりして、そのドラミングにますます磨きがかかっている。
ここ数年は特にピアノトリオのアルバムでのレコーディングやダイアン・リーブスでの活躍(去年の東京JAZZにも来てましたね)が多いが、できればワンホーン・クァルテットとかでまたやんちゃぶりを発揮してもらいたいような気がしますな。

最近のもののおススメはPeter Martin/In The P. M.(輸入盤)、じつは私はまだ聴いていないのだが、私のお気に入りブログの「かば日記」さんの方ですでにこのCDを取り上げておりますので、ぜひそちらをご覧ください。

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