Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



Wayne Henderson(Tb)
Wilton Felder(Ts)
Joe Sample(Key)
Stix Hooper(Ds)
Larry Carlton(G)
Max Bennett(B)

実は今クルセイダーズのLive in Japan 2003を聴きながらこの記事を書いているのだが、やっぱりクルセイダーズは70年代だよな~。これを聴けば聴くほど「スクラッチ」が懐かしく感じてしまうんだよね。

と言う訳でこの「スクラッチ」。74年のロキシーにおけるライブ盤なのだが、これは何と言ってもB面でしょうな。とくにSo Far Awayでのボーンとサックスの1分ぐらいやっているロングトーン。おそらくは循環奏法(鼻から息を吸って口で出す)だとは思うが、当時これを聴いた時は感動したよなぁ。なにがってお客さんですよ(もちろん演奏もだが)。ロングトーンの途中からえらい盛り上がってくるんだよね。やっぱりむこうのお客さんはよく知ってらっしゃる。スティックス・フーパーのスネアロールが入ってくるあたりはもう熱狂の嵐。これほど演奏とお客さんが一体化しているライブってのもそうそうあるもんじゃないよね。ラストのウェイ・バック・ホームでのメンバー紹介なんかも雰囲気抜群だしね。(これをパクッって私のバンドもやったです。ハイ)

そんなクルセイダーズにハマってサザン・コンフォート、チェイン・リアクション、ゾーズ・サザン・ナイト、施風に舞う、と追い続けたが、とにかく黒くて泥臭くてファンキーなバンドだったよね。
その後のストリート・ライフあたりからは音楽的に方向転換して、ソウル色が強くなりすぎたというかあまりにもダンサブルになりすぎちゃって、私は嫌いになってしまったんだが。

今聴いているLive in Japan 2003はブルーノート東京というお客さんはそんなに騒げない場所柄か、とてもおとなしくて何となくスマートに聴こえてしまうって感じ。どうせだったら「スクラッチ」のB面を再現してくれればよかったのに。そうすればお客さんもいやが上でも盛り上がったと思うね。もっともオリジナルメンバーがウィルトン・フェルダーとジョー・サンプルしかいないってのが一番の原因なのでしょうがないか。


--EDIT--







毎年7月20日過ぎの土曜日に行なわれている南郷ジャズフェス、今年も行ってまいりました。
青森県の南郷村の一大イベントとして今年で16年連続で開催されている歴史のあるジャズフェスなのだが、市町村合併で南郷村は八戸市に編入になり今までどおり続いて行くのか心配していた。パンフを見ると来年も行なうそうでまずは一安心。(行政主催なのでこれほど長く続いているんだろうね。嬉しい限りである)

私としては第7回から今年で連続10年目。この4~5年は前の日の前夜祭(南郷ジャズの館というところで行なわれる、出演者が参加しての飲んで食べてのドンチャン騒ぎ的ライブ)から、当日のコンサート終了後のミュージシャンたちが泊まっているホテルに押しかけて打ち上げにも参加させてもらう2泊3日の行程だったのだが、今年は事情があり日帰りにした。
大館市から車で1時間半、朝9時出発で10時半着。まあまあ先頭の方に並ぶことが出来た。同乗者3人は早くも「飲み方」開始。私は今回は運転手を務めているのではアルコール抜き。かなり面白くない(怒)
午後1時開場。狙っていた一番前の席はすでに埋まっていたが、それでも前から4列目のセンターから少し右寄りというほぼ理想的な席を確保。
すでに終了していなければならないハズのリハーサルが時間を押していたようで、寺井尚子のバンドが公開リハーサルというかたちで行なわれる。これはラッキー、リハなんて関係者以外は滅多に観れるもんではないからね。モニターの置き位置や音のバランスの問題などで本番前のピリピリしている寺井からは当然笑顔は見られない。
2時の開演まで後わずかというところでサウンドチェックも完了。さあいよいよの開演です。

1.マックタックスペシャル(十和田市のアマチュアバンド)
ビートルズ主体の曲をやっていたが、リーダーのピアノ兼ヴォーカルの桜田くんってかなりいい線いってます。
声質がビリー・ジョエルじゃないですか。できればもっと上手いメンバーと組んでもらいたいぐらいのもったいない人材だった。(地方だと音楽をやっている人が少なくて、なかなかそうもいかないんだよね)

2.大隈寿男トリオ&紗野葉子
新譜紹介で散々虚仮にした大隈。印象はやっぱり生でも同じですね。ただ野外なので気合が入っていたと見えて、かなりのパワーで叩いていた。たしかにコメントにあったように「エィ、ホー」の掛け声を飛ばして気持ち良さそうに演奏していたね。古野はソロでコードを見失い一瞬固まってしまったり、その他ちょっとここには書けないようなハプニングもあったが、吉岡師匠の瞬時の判断と相変わらずのノリノリのピアノのおかげで楽しい演奏を聴けた。途中から歌ったヴォーカリストの紗野さんって上手いじゃないですか。音程も正確だしテクニック的なものもとてもシッカリしている。ジャズフィーリングもちゃんと持っているしね。この調子で頑張ればかなりいいところまで行くんじゃないかなぁ。少なくとも以前に同フェスに来ていたAKIKOやMAYAよりはわたしゃ好きです。

3.寺井尚子クインテット
公開リハとは顔つきが全く違い、いつもの笑顔がとても素敵な寺井に変身(当然衣装も)。それと腰の動きもセクシーだなあ。
madameさんが観たライブと曲はほとんど同じかな。こちらでは高速スピードの「オレオ」やミンガスの「ポーク~ハット?(曲名を覚えれない)」もやりました。東京JAZZ2003の時よりもバンドとしてのまとまりは当然のことながらすごく良くなっているね。今回の出演者の中では最も楽しみにしていたのだが、その期待に十分答えてくれた熱い演奏でとても満足。現在絶好調といったところかな。
ただ、いまのメンバーではそろそろ限界がきているのではないかな。これから彼女がどういう方向に行こうとしているのかは分からないが、場合によっては一度バンドを解体する事も必要かもしれない。
それにしても、バイオリンの音色は寺井が理想としているとおりの太い音。ヒステリックさは全く見受けられなくて私もこの音色は大好きですなぁ。

4.ピアノとピアノ
これは地元平内町のアマチュアのクラシックピアニスト秋山実希(3度目の出演)と英語指導助手のチャーリー(2度目の出演)のコーナー。秋山は各種コンクールでかなり上位に食い込む腕前なので、こんなところにくすぶっていないで思いきってプロの道を目指してもよいのでは?まだ若い今しかチャンスはない。陰ながら応援しますよ。
それはさておき、ジャズフェスにクラシックはどうなんだろう?休憩タイムでのお披露目とはいえなんか違和感があるんだよね。それにクラシックのお客さんのようなマナーの良い聴き方はしていないので(ジャズは逆にそんな聴き方が当たり前)、やっている方にも辛いものがあるのではないかな。大勢の人前で演奏して度胸をつけるという意味ではこの場はうってつけかもしれないが、私としては必要のないコーナーだと思う。

5.ザ・フォー・フレッシュメン
1948年に結成された伝統的な4人組のジャズ・コーラスグループ。とは言っても何代か世代交代していて現在のメンバーは24~31歳とホントにフレッシュメンである。彼らはボーカルの他に、ドラムス、ベース&トロンボーン、ギター、トランペット&フリューゲルホーンも担当していて、楽器も演奏しながら歌うというグループ。
ザ・フォー・フレッシュメンという名前を継承しているだけあって流石に素晴らしいね。オープンハーモニーを主体とする独特なスタイルなんだそうだが、ボーカル嫌いの私でも文句なしに楽しめた。あまりのコーラスの心地よさで途中ちょっと居眠りもできたし。
楽器の腕前も一流で一番右側のカーティス・カルデロンのトランペット&フリューゲルホーンはとくに素晴らしかった。
後半3曲ぐらいは八戸市のアマチュアビッグバンドのワイルド・ウィンド・ビッグ・バンドとの共演。このバンドは昨年に引き続き2度目の出演だが、プロ並の演奏ができるとても良いバンド。さすがのザ・フォー・フレッシュメンもその安定したサウンドに乗っかって気持ち良さそうに歌ってました。

6.ビリー・ボーン・ジャズ・オーケストラ&シンガーズ
まあ、タマにはこんなビッグバンドもいいかな。ぜんぜん難しくなくて。(いつもは難解なのばかり好んで聴いているのでね)
平均年齢は60歳台とのことだが、ビリー・ボーンが生きていた頃のメンバーも何人か入っているのだろうか。ドラマー(バンマス)とアルトサックスは82歳という高齢にもかからわず、とくにドラマーはバディ・リッチ並のテクニック(といっても手は速くはないです)と飛ばしたスィックをキャッチするというサーカス技まで披露して、やっぱり只者ではなかったです。
数々のヒット曲のなかでもジャズ寄りなヤツを主体として、曲によっては3人組の美人シンガーも歌ったりで、とても楽しいステージだった。

以上で全プログラムが終了。午後9時40分。

いつも司会を務めてくれている「J」のオーナーのバードマン幸田氏とアシスタントの鈴木育子(フリーランスのアナウンサー)さんの心温まる進行ぶりには毎年ながら感謝しております。

今回のプログラムはわたし的にはボーカルものが多すぎだし、お目玉のバンドが寺井尚子ぐらいと例年よりは小ぶりなミュージッシャンという先入観で、実は観るまではそれほど期待をしていなかったのだが、終わってみればそれなりに楽しめたかなという感じ。
総合プロデューサーの青森「DISK」のマスター鳴海さん、さて来年はどんなミュージシャンを呼んでくれるのか、今から楽しみにしております。

入場料、前売4500円、当日5500円
過去平均入場者数4000人。
場内には屋台村がありアルコール類、食べ物を買うことができる。もちろん持ち込みも可。
それらを飲み食いしながら(タバコもOK)アットホーム的感覚で自由にステージを楽しむ事が出来るのが南郷ジャズフェスの特長。
全国から毎年のように訪れているファンも多い。
機会があったらみなさんもぜひ一度ご覧ください。

(大規模コンサートのため写真撮影は不可。よってミュージシャンの演奏は撮影しておりませんが、会場風景とバードマン幸田氏の仕事ぶりのみ掲載しておきます)


と書き終わったところで一安心して新聞を見たら、昨日東京方面で地震があったんじゃないですか。
みなさん被害がなければいいですが・・・

--EDIT--



Steve Lukather,Mike Stern,Steve Moese,Jimmy Horring,Jeff Richman,Frank Gambale,Warren Haynes,David Fiuczynski,Greg Howe,John Abercrombie(G)
Jerry Goodman(Violin)
Vinnie Colaiuta(Ds)
Kai Eckhardt(B)
Mitchel Forman(Key)

これはhyper_resonanceさんからご紹介いただいた新譜CD。
豪華ギタリストたちが1曲ずつ弾いているマハビシュヌ・オーケストラへのトリビュート盤である。
タイトルを訳せば「内に秘めた黙示録の幻影 」となるようで、これだけでもう分かる人はニヤッとしてしまうよね。
本作のプロデュースと全曲のアレンジはジェフ・リッチマン(私的にはとても懐かしい)がやっているが、マハビシュヌの難解な楽曲をほどよくアレンジしいて新しい曲として甦えらせている。どの曲も抜群にカッコいい。
何てったってバックのメンバーがいいよね。昔マクラフリンとやっていたカイ・エクハルトとミッシェル・フォアマン、それについ先ごろジェフ・ベックで来日した変態ドラマーのビニー・カリウタとくれば鬼に金棒。しかも曲によってはジェリー・グッドマンまで参加しちゃっている。これで悪いハズがありません。サイコーです!!
これだけの有名ギタリストたちがなんの違和感もなく弾いているということは、彼らも昔はマハビシュヌにハマっていたのだろうね。やっぱりマクラフリンはミュージシャンズ・ミュージシャンですな。

別項で紹介している「マハビシュヌ・プロジェクト」よりはこちらの方が文句なしに素晴らしい。向こうも悪くはないのだがどうもリーダーのドラマーがいまいちでね。繰り返して聴く気にならんです。
マハビシュヌ・ファンやハードコア・フュージョン・ファン、ギター小僧さんたちには「絶対買い!」の一枚ではないかな。


なんかこのジェフ・リッチマン・プロデュースのトリビュートものはシリーズ化になっているようで、Fusion For Miles: Miles Davis Tribute In Guitarというのも発売になっている。こちらも10人の豪華ギタリストたちが参加していて、ざっと挙げればJimmy Herring,Jeff Richman,Eric Johnson,MIke Stern,Bill Frisell,Bill Connors,Pat martino!,Warren Haynes,Steve Kimmcok,Bireli Lagrane。
さっそく注文したので後日にレビューしたいと思っている。

--EDIT--

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