Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。

Steps Ahead/Holding Together(輸入盤)

Mike Mainieri(Vb)
Bob Berg(Ts)
Eliane Elias(P)
Mark Jonson(B)
Peter Erskine(Ds)

「絶対買い!」の1枚。
数年前に発売されてその後廃盤、私は入手することが出来なくて大変くやしい思いをしていたのだが、幸運にも再発になりました。
ステップス・アヘッド(旧ステップス)はジャズ・フュージョンの世界ではすでに伝説化されているバンドなので、みなさんもそれぞれに思い入れがあるのではないかと思うのだが、私としても「スモーク・イン・ザ・ピット」「ステップ・バイ・ステップ」「パラドックス」「ステップス・アヘッド」といった初期のアルバムは毎日のように聴いた「私的超名盤!」なのである。
マイク・マイニエリが結成したこのバンドは数回のメンバー・チェンジを行ないながらも活動を続けてきていて、本作品は99年にヨーロッパで録音された2枚組みライブ(久しぶりの録音です)。
ブレッカーの代わりにボブ・バーグ、ゴメスの代わりにマーク・ジョンソン(アースキンつながりでだろう)が参加しているが、これほどの凄い演奏のライブ音源が残っていた事にまずは感謝しよう。
4ビートをやっているステップスでしかもライブなので、その恐ろしさはみなさんもだいたい想像出来るんではないかなと思う。

張り切ってソロを取っているマイニエリはとても久々だなって気がする。やっぱりこの人はとてもメロディアスなんだな~。相変わらず泣かせるフレーズがバンバンでてくるね。ボブ・バーグ(亡くなったのがとても残念)はヘタすりゃブレッカーよりも上手いんじゃないかというほどの凄まじいプレイをしているし、マーク・ジョンソンは全く違和感なくバンドに溶け込んでいる。そしてイリアーヌ、最近はボーカリストとして有名になっちゃったがやっぱり彼女はピアノですよ。このテンションの高いピアノソロを聴けば最近のボーカルアルバムなんか聴く気がしなくなってしまうネ。あとアースキンの素晴らしさ、今の「おさえのアースキン」ではなくここではおもいっきり叩きまくっていてパラドックスを彷彿させます。

去年Mt.Fujiジャズフェスにマイニエリ、ブレッカー、マイク・スターン、アダム・ホルツマン、ダリル・ジョーンズ、スティーブ・ガッドという豪華な面々で来日したステップス・アヘッドの演奏も見ましたが(TVで)、こちらはなぜか感動しませんでした。

--EDIT--



93年、高校時代に参加したジャズワークショップでウィントンに見出されたそうなので、現在はまだ30歳前ではないのかな?それにしてはずいぶん前から聴いている気がするな。20歳頃からもうすでにメジャー・デビューしていたんだね。ドラマーの登竜門であるベティ・カーターのバンドにもいたようだがその後グレッグ・オズビー、テレンス・ブランチャード、ステフォン・ハリス、ジェイソン・モラン、マッコイ・タイナーなど色々なのに入っている。最近では松永貴志とやったり(去年の東京JAZZにも来ました)チャールス・ロイドとやったり(別項)とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いですな。この調子だと年齢的にちょっと上のグレゴリー・ハッチンソン(別項、35歳)を上回るレコーディングの数になりそうな気がする。
それにしてもこの二人はドラミングが良く似ているんだよね。ジェフ・ワッツ以降のジャズドラマーにあるタイプで、ジャズドラムの歴史をきちっと踏まえながらもバツグンのテクニックを駆使して革新的な事をしているってことかな。他には大坂昌彦、カリエム・リギンス、E.J.ストリックランド、ジョン・ラムキン、ロドニー・グリーン、ウイリー・ジョーンズIII世、バイロン・ランダム等がいるが、いずれも爆発力や瞬発力が素晴らしいね。けっして古臭いドラミングではないし。

ハーランドのおススメ盤をいろいろ探して見たがやっぱりチャールス・ロイドかな。ただ今までのと違って大分おさえて叩いているので、もっと炸裂しているハーランドを聴きたいのであればトランペッターのJohn Swana/On Target(輸入盤 02年)がジェシ・バン・ルーラーやジョン・パティトゥッチと豪華メンバーでやっていていいかもしれない。

--EDIT--

Tim Garland/Change of Season(輸入盤)

Tim Garland(Ts,Ss,B Cla)
Paul Bollenback(G)
John Patitucci(B)
Gary Novak(Ds)

過去にはチック・コリアのオリジンの2代目サックス奏者として、現在はビル・ブラフォードのアースワークスの一員として活躍中のティム・ガーランドの久々のリーダー・アルバム(04年)である。
メンバーのギタリスト、ポール・ボレンバックは初めて聴くのかなと思い調べて見たらChallengeレーベルで4枚出していて、うち1枚(Soul Grooves 99年)は自分も持っていた。そう言えば何となく丹精ながらもスウィンギーなギターを弾く人だなと記憶にあったような・・・
今回の作品ではアコギからギターシンセまで使っていて、とても気合が入っておりますな。テクも結構あるじゃないですか。写真を見る限りでは結構いい年のようなのでベテランかな?輸入盤でしかお目見えしない人なので、日本ではほとんど知られていないだろうな。とてももったいないことです。

この2人、バツグンのコンビネーションではなかろうか?まるでボブ・バーグ=マイク・スターン・バンドのようなサウンドでフュージョン系あり4ビートありで、聴いていてとても楽しいね。最近はこういうピアノレスのフュージョン系のバンドってとても少なくなってきているんだよね。
やっている曲はトレーン(Tunji)とチック(Inner Space)のやつ以外はティムのオリジナルだが、これがまた全曲いいときたもんだ。
ティムのサックスは爽やかなのや静かな曲はソプラノ、ハードなのはテナーと「いかにも」といったように定番的に使い分けているのだが、フレーズ的には楽器別に全く違うアプローチで攻めてくるのでうれしいね。あと、バスクラの使い方もとても効果的だしネ。アースワークスでかなり自由に吹かせてもらっていて、その成果が着実に現れているように思える。
リズム隊はパテトゥッチとノヴァックなのでとても強力なことこのうえなし。悪いハズがありません。それにしてもこの2人もなかなかいいコンビだね。
このバンドはみんなが同じ音楽的志向なので、まるで長い間グループとして活動しているのではと思えるほどにまとまっているね。

最近のSiroccoレーベルはとてもいいな~。このバンドでもう1枚ぐらい作って欲しいです。

--EDIT--

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