Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜や好きなドラマーのことなど音楽98%、感じたままに書いている個人ブログです。



まずは上の写真を見てください。
ドラムを床に座って叩く男、トリロク・グルトゥ。
彼は元々はタブラ奏者なのでドラムも床に座って叩くようにしてしまったのだ。
えっ、バスドラやHHはどうなるの??とお思いになる方もおられるだろうがご心配なく。バスドラサウンドはロートタムをかなりのローチューニングにしてドスンという音を出しているし(足でなくスティックでやっています)、HHスタンドは座っていても叩けるように異常に短く改造してしまった(これは左足でオープン~クローズもやってます)。
この尋常ではないセッティングから、タブラのリズムを取り入れたフレーズが次々と飛び出してくるのである。

彼を初めて知ったのはオレゴン。前任者のタブラ奏者、故コリン・ウォルコットの後釜として加入したのだが、その独特なフレーズは今まで聴いた事のないような新鮮なものであった。
その後はマクラフリンとやったり、自己のバンドCrazy Saintsで3枚のCDをリリースしたりと幅広く活動している。

おススメ盤はマクラフリンの「Live at the Royal Festival Hall」と「Que Alegria」。この2枚はギター、ベース、グルトゥのトリオなのだが、このハイテクニック集団、とんでもなくおそろしい演奏をしています。
(Crazy Saintsのほうはインドや中近東の音楽をベースにしたフュージョンをやっています。ちょっとクセのある音楽を求めているのであればこちらも良いかもね。パット・メセニーが参加しているのもありますぜ。)

--EDIT--



Eric Alexander(Ts)
Mike Ledonne(Organ)
Peter Bernstein(G)
Joe Farnsworth(Ds)

メンバーを見てお気づきになった方もおられるかも知れないが、矢野沙織の新譜Sakura Stampのバックメンバーである。矢野ちゃんにはこの他にゲストでニコラス・ペイトン(Tp)も参加している。
さて、矢野ちゃんである。今回で3枚目のリーダーアルバムで、今年19歳になる。彼女は14歳の時に自らをライブハウスに売り込みに行ったりして、その結果が今につながっているようだ。好きな音楽はバップで、フュージョン系には興味なしと徹底してジャズまっしぐら。セッション等で腕を磨き、CDを出すごとにその成果は表れている。しかし・・・果たして、これだけ騒がれているほどの実力者かどうか?
私が思うには、「女性」「若い」「かわいい」等、単なるアイドル感覚でみんなにチヤホヤされているんではないかと。つまり、本来実力勝負であるジャズの世界とは別のところで評価されているような気がしてならないのだ。実際私も○○ちゃんと書いてしまっているし・・・
まあ、これからもどんどん上達して行くと思うので、もう少し温かく見守ろう。

話をアニバーサリー・カルテットに戻さないとネ。
彼らはあちこちのセッションで顔を合わせているいわゆる「仲間たち」である。
気心が知れているためどんな曲をやっていても相手の出方が分かるので、演奏そのものが非常に安定している。今回のCD(新譜です)はライブ盤なのだが、そのリラックスした演奏は気持ちいいね。
5年ほど前にエリックを(Dsのジョーもいました)ライブで見て、その後一緒に飲ませて頂いたのだが、彼らって本当に人柄がいいんだよね~。まあ結構おんな好きではありましたが。
6曲目のチェロキー、この超アップテンポの曲を、彼らがベロベロに酔っ払って演奏していたのを思い出すな~。

矢野ちゃんのバックを気に入った方におススメするCDです

--EDIT--



Stefano Bollani(P)
Jesper Bodilsen(B)
Morten Lund(Ds)

彼のボスはエンリコ・ラバで、今でもラバのグループで活動しているが、本当に自分がやりたい音楽は自己のアルバムでやっているようだ(当たり前か)。今回のはその新譜。
ヴィーナス盤にも2枚吹き込んでいるので、日本でも結構名が知れてきていることと思う。
最近のイタリアのピアニストで好きなのは、1番がアントニオ・ファラオで2番目がエンリコ・ピエラヌンツィ、そして3番目がこのボラーニかな。ファラオがハンコック系でぐいぐい押しまくるスピードタイプなのに対して、ピエラヌンツィやボラーニは4ビート主体ではあるも結構リリカルなこともやるタイプといえば分かりやすいだろう。あとジョーイ・カルデラッツオもイタリア人なのかな。だとすればダントツの1番です。

本作品はどちらかと言えばそのリリカルさ(というか静の部分)を表面に出してきていて、かなりアルペジオ系も入っている。
ヘタすればこういう演奏はただ単に耳障りがいいだけのサウンドで終わってしまいがちなのだが、ドラムスのモーテン・ルンドが最初は神妙に叩いているも途中から飽きてきて、結構遊んでくれたりするで救われている。やはりドラムスが活躍すると曲にメリハリがつくんだよね。これって大事なところだと思う。

いつも本場アメリカのドジャズばかり聴いている方にとっては、たまにはこういうヨーロッパテイストのものもいいでしょう。

--EDIT--

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