Jazz & Drummer

ジャズ・フュージョンの新譜を中心に感じたままに書いている個人ブログです

(HMV)
1. Humanity Quartet / Humanity
2. Art Hirahara / Sunward Bound
3. Wolfgang Muthspiel / Where The River Goes
4. Ben Wendel / Seasons
5. Orrin Evans /Presence
6. Steve Turre / Very Thought Of You
7. Jeffrey Burr / Bright Blue

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Mark Soskin / Upper West Side Stories

Mark Soskin (P)
Jay Anderson (B)
Adam Nussbaum (Ds)

Recorded December 2017
Recording: Chris Sulit
Mix & Mastering: Nils Winther
Phots: Nils Winther
Liner Notes: Neil Tesser
Produced by Nils Whinther
(Steeple Chase SCCD 31858)

1. I've Never Been in Love Before (Frank Loesser) 6:55
2. Gloria's Step (Scott LaFaro) 5:35
3. Remember (Steve Swallow) 6:10
4. Ugly Beauty (Thelonious Monk) 8:06
5. UMMG/Upper West Side Stroll (Billy Strayhorn / Mark Soskin) 5:40
6. Pee Wee (Tony Williams) 6:41
7. Un Poco Loco (Bud Powell) 5:10
8. Pensativa (Clare Fischer) 7:28
9. Listening Room (Mark Soskin) 5:49
10. Soiree (Earl Zindars) 4:12
11. Fee-Fi-Fo-Fum (Wayne Shorter) 6:14

マーク・ソスキンのリーダー作を買うのは「Mark Soskin/Man Behind The Curtain(09年、別頁あり)」以来なので9年ぶり。その間にも「Mark Soskin / Hearts And Minds(17年)」というのがリリースされているのだが、そちらの方はドラマーが知らない人(Anthony Pinciotti。自ブログで検索したら「Jeremy Steig Quartet/Flute On The Edge(06年、別頁あり)」に参加しているのが見つかった)なのでパスしている。本作のアダム・ナスバウムも昔は大好きだったけど(特にジョンスコとやっていた初期の頃が最高)、現代は若手の凄腕ドラマーが次々と登場してきて、興味の対象もそちらに移っているので、彼の参加にそそられるといったことはないものの、それでも好きなドラマーに変わりはないし、選曲的にも大好きな「Gloria's Step」「UMMG」「Pee Wee」「Un Poco Loco」をやっているのが嬉しい限り。実際の演奏もオーソドックスなピアノトリオを絵に描いたような感じではあるけれど、それが聴いていての安心感に繋がっているね。今回のソスキンはいつものカラッとしたイメージとは違って、アルバムの中盤まではエヴァンスの影響が感じられるけど、あえて音数を少なくすることによりメロディーやハーモニーが浮き彫りになっているのが素敵だし、それに絡むジェイ・アンダーソンのベースも、抜群のセンスとテクニックで聴かせてくれる。また前半は曲調に合わせてブラシ主体で叩いているナスバウムも、調和の取れたプレイをしていながらも自分の持ち味をきちんと発揮していて好感が持てる。5曲目「UMMG/Upper West Side Stroll」でのドラムソロは走り気味だけど、そういうのもナスバウムらしくて微笑ましいし、ラテンタッチの7曲目「Un Poco Loco」での半テンを交えながらのドラミングも、アイデアとしては単純ながらも曲調にはよくマッチ。トータルの演奏時間が68分はちょっと長いけど、どの曲も「いいぞ、いいぞ」と思いながら聴いていたらあっという間に終わってしまった。
ソスキンもナスバウムも年を取って丸くなったのか、昔と違って穏やかな印象を受けるけど、こういうのも悪くないね。本作は録音も平面的(Steeple Chase盤の欠点)ではあるものの、各楽器の質感とバランスは良好だ。

評価☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

Upper West Side Stories
Mark Soskin
Steeple Chase
2018-06-01



--EDIT--

JD Allen / Love Stone

JD Allen (Ts)
Liberty Ellman (G)
Gregg August (B)
Rudy Royston (Ds)

Produced by JD Allen
Executive Producer: Barney Fields
Recorded at Systems Two Recording Studio, Brooklyn, NY on Jannuary 9, 2018
Engineer: Mike Marciano
Assistant Engineer: Andrew Cavaciuti
Mastered by Mike Marciano
(Savant SCD 2169)

1. Stranger in Paradise (G. Forrest-R. Wright) 6:06
2. Until the Real Thing Comes Along (S. Cahn-S. Chaplin-L. E. Freeman-A. Nichols-M. Holiner) 5:05
3. Why was I Born (J. Kern-O. Hammerstein II) 5:26
4. You're My Thrill (B. Lane-N. Washington) 5:07
5. Come All Ye Fair and Thender Ladies (Public Domain) 4:35
6. Put On a Happy Face (L. Adams-C. Strouse) 4:58
7. Prisoner of Love (R. Columbo-C. Gaskill-L. Robin) 4:39
8. Somedy (You'll Want Me to Want You) (J. Hodges) 3:58
9. Gone with the Wind (H. Magidson-A. Wrubel)4:55

前作「JD Allen / Radio Flyer(17年、別頁あり)」から1年後のレコーディングだけど、本作にもギターのリバティ・エルマンが参加しているということは、DJアレンはグレッグ・オーガストとルディ・ロイストンに加えて、エルマンのこともよほど気に入っているのだろう。今回はバラード集なので、いつものようなガツンとくる演奏は堪能できないけれど、それでも1曲目から大好きな「Stranger in Paradise」(ボロディンの「ダッタン人の踊り」と同曲)をやっているのは嬉しい限り。この曲はピーター・バーンスタインも Venus盤の「Peter Bernstein+3 / Stranger In Paradise(04年)」でやっているけれど、それとはまた一味違ったコルトレーン・ライクな演奏が楽しめるし、続く2曲目「Until the Real Thing Comes Along」以降も、「John Coltrane Quarter / Ballads(62年)」にロリンズ的なものを加味しているのが、曲調にもよくマッチしていていい塩梅。流石にこのメンバーだけあって、必要以上に演奏が大人しくなっていないのもグッドだね。知らない曲を多く取り上げていることもあり、聴いてて退屈するようなことは全くないのだが、スポットの当たっている比率がアレン8割、エルマン2割といった感じで、オーガストとロイストンはバッキングに徹しているだけなので、こういう曲調でドラムソロはやりようがないとしても、演奏の切り口を変えて、ベースを大きくフィーチャーした曲なんかも1~2曲ぐらいはあってもよかったのではと思う。それとテーマを吹いただけであっさり終わってしまうような短い曲が入っているのも物足りなさを感じる点。トータルでも45分しかやっていないので、メンバーの特性を活かすためにも、できればもっと1曲1曲を長くして、じっくりと聴かせて欲しかった。
好んでは聴かないバラード集ではあるけれど、それでも想像していたのよりもいい感じの演奏が楽しめるし、エンジニアがマイク・マルシアーノだけあって録音も各楽器に温かみがあって、これは買って正解だった。本元のコルトレーンの「Ballads」もそうだけど、アルコールでも飲みながらリラックスして聴くには打ってつけの1枚。内ジャケには全曲の歌詞が書かれているので、英語が解る人はそれを読みながら聴けば演奏に対する理解も深まるのではと思う。

評価☆☆☆☆ (☆最悪!、☆☆悪い、☆☆☆普通、☆☆☆☆良い、☆☆☆☆☆最高!)

LOVE STONE
JD ALLEN
SAVAT
2018-06-15



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